monologue
夜明けに向けて
 




二一、 東の風が吹く時に 三番目の鐘が鳴る
    朝告鳥の声を聞け
    その時までに 濡れた衣(ヒスイ)を
    脱ぎ捨てよ

「光の黙示録」より

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「濡れた衣(ヒスイ)」とはなんのことだろう。衣を(ヒスイ)と読むのはこれ以外知らない。
ウイキペディアによると「翡翠(ひすい、jade)は、深緑の半透明な宝石のひとつ。東洋(中国)、中南米(インカ文明)では古くから人気が高い宝石であり、金以上に珍重された。古くは玉(ぎょく)と呼ばれた。」ということである。「ひすい」が火水であれば天地の始まりのようだ。衣は身にまとうものであるから肉体を示唆しているともとれる。結局玉(魂)とその衣(肉体)が濡れているので脱ぎ捨てるのだろう。新たな衣を身に着ける時が迫ったようだ。今、東の風が吹いているのだろうか。
fumio


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