monologue
夜明けに向けて
 




 南米ボリビアの先住民アイマラ族、エボ・モラレス大統領はコチャバンバ県チャパラのコカの栽培農家出身だったので欧米諸国はかれの大統領就任当時、コカイン製造を奨励する大統領として非難していたがかれは新政府もコカインの精製、密輸は取り締まり、高地での労働に耐えるためにコカの葉を噛む習慣がある先住民の伝統的な生活必需品としてのコカの栽培促進を掲げていたのである。

わたしは息子とスカイプで話した時、息子が南米ペルーの空中都市マチュピチュまで登る途中、高山病にかかって苦しくて動けなくなってコカの葉を噛んでみたのだが改善されないので勧められて茶のように湯をかけて飲むとうそのように治ってマチュピチュまで登れたという体験談を聞いた。
やはりコカの葉は先住民には生活必需品なのだ。それを欧米諸国が精製してコケインにしたらしい。コカの葉自身が悪いわけではなく結局はそれを利用する側の問題なのである。
fumio


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