『いつも、いつでも元気炸裂!』

どんな環境やどんな状況でも、どんな人とでも明るく元気な笑顔で交流するよう心がければ自他ともに更に元気な心が増幅します。

久々にツバメの飛ぶ姿を見た。

2021-06-02 12:50:19 | 喜怒哀楽をポジティブに
昨日の午後2時半、室内での筋トレを終え、ベンチプレスなど
ハードなトレーニングのために外へ・・・
バーベルやダンベルなどを使うトレーニングのためにテラスの
一部に設えた器具へと向かった。

既に室内でもいくつかのメニューで30分以上のトレーニングを
しているため先ずはベンチプレスから・・と55kgから開始・・・
反復回数10回を3セット終え、更に60kg、そして65kgと
進み、胸の上から空に向かいバーベルを突き上げたとき・・・
10メートルほど上空を勢いよく飛ぶ2羽のツバメが目に入った。
100kg以上でも問題なくこなしていた以前(50代)とは違い、
79歳になった今は65kgでも70kgでもかなりきついので神経を
集中させ、渾身の力で持ち上げるのだが一瞬ツバメの動きに気を
取られ、バーベルを支えている腕が危うく震えそうになった。

そのタイミングでそのセットを終え、ツバメの動きを観察
することに・・・
その2羽は水平に、または斜めに急上昇するような飛び方を
したと思うと、お互いに至近距離で交差しながら弧を描くように
飛行したり・・・と、ささやかでも楽しい空中ショーに誘って
くれているような気がした。

私はトレーニングベンチに仰向けになったままでたった一人
特別に招待されたようなその空中ショーを観ていた。
上空は青空に白い雲、そしてところどころに薄ねずみ色の
雲も拡がっていた。
仰向けのまま下から見上げるツバメたちが白い雲の
下を飛ぶときはそのスマートで黒いからだが一段とシャープ
に見え、バックが青空になると黒光りした羽が太陽の光を
鮮やかにはね返しているように見えた。

私の視線に気づいたのかどうかはわからないがしばらくすると
電線に30cm程の間隔を開けてとまり2羽で何かを話していた。

その後も20~30メートルぐらいの範囲をしばらく飛んでいたが
見とれるあまり、休憩の長くなった私に『早くトレーニングを
続けるように・・』とでも言うかのように一旦、低空飛行をした後
一段と高く舞い上がり、彼方へ飛び立っていった。


最近、何年もこの町内でツバメを見た記憶はないが,一体どこから
来たのだろう。
そして・・あのツバメは親だったのだろうか。
それとも今年生まれ育った若者達だったのだろうか。
ツバメは例年、3月頃から5月頃にかけて飛来し、雛たちは
1ヶ月ぐらいで巣立つらしい。

昔は山村や田園近くの家だけではなく海岸や街中の家など至る所で
ツバメの飛び交う姿や子育ての様子を見かけたような気がする。

近年は農薬などにより餌となる虫などが減ったことも
一つの原因なのかもしれない。
「益鳥」と教えられたことや飛ぶ姿の美しさからツバメには
誰もが好印象を持っているのかもしれないが、現代の都会の
子供達は実際の姿をどこで見ているのだろう。

ツバメの飛行は勿論、その巣作りや雛が育つ様子などを見ることができ、
今となっては貴重な体験をした私達の世代はこういうところでも
ささやかな幸せを感じるのではないだろうか。


コメント (7)
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