ちょっと切ないお話。
野生のイルカを捕獲して水族館に連れてきても、
イルカは、なかなか芸を覚えようとしないそうです。
人間が指図をしている内容は理解できているのに、
その指図に従おうとしないそうなのです。
そして、「ああ、ここからはもう逃げられない。ここで生きるしかない。」と分かると、
イルカは覚悟を決めて、芸をするようになるそうです。
(話はずれますが、私は水族館に行くといつも切ない気持ちになります。
動物園もそうですが、野生の動物を狭いスペースに押し込めて展示するのではなく、
彼らが生きている環境を保全して、彼らが彼ららしく生きている姿を観察できるスタイルが
もっと広まっていくといいなあと思っています)
私は最近、自分がこのイルカのように感じるときがあります。
まだ覚悟が定まらない、芸を覚えようとしないイルカです。
何かというと、仕事のことです。
自分がやりたい仕事に、なかなかありつけないのです。
自分が与えられている役割が、自分がやりたいことと、大きくずれているのです。
覚悟を決めて、自分が今、求められていることに、集中できるようになるといいのですが。
でも、そこには、一種の諦めが伴うかもしれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます