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ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

ここから始まる

2019-12-27 | 仕事
先日、ある大学の相談センターの面接に行ってきました。
大学の学生相談は私がいつか就きたいと思っている仕事の一つで
無理だろうなと思いつつ、応募したら運よく面接に呼ばれたのです。

初めて行く大学だったのですが、息をのむほど美しいキャンパスで
私は夢中で何枚も写真を撮りました。
講堂の前に大きな桜の樹があり、真冬の今は枯れ木でしたが、
春にはさぞかし美しく咲くだろうと思われました。

面接は、残念ながら惨敗でした。
相手が求める経験が私には全くないことが痛いほど分かりました。
面接官が質問を重ねれば重ねるほど、私は自信を失い、
相手の心の溜息が聞こえるようで、逃げ帰りたくなりました。

私は俯きながら帰路についたのですが、
電車に乗って、色々と考えているうちに、
不思議と力が沸いてきました。

今回の面接で、私はまだ心理職としてはレベル1だということが
よく分かりました。
私は色々な職を経験してきたので、その経験が上乗せされるのではという淡い期待がどこかにあったのですが、
専門職としては、経験値が全く足りないことを思い知らされたのです。

レベル1のパーティーが、無謀にもレベル20のボスを倒そうとして、
あっさり全滅した。
そんな感じでした。

でも、それなら、ここから始めればいいのです。
自分のレベルに見合った経験をたくさん積んで、
レベルを上げて行けばいいんです。

これから私が出会う、色々な人、色々な経験。
これからどんな世界が私を待っているんだろう。

これから私はどのように成長していくんだろう。

私はもう40代半ばの中年ですが、
そんな私が可能性について云々するのはおこがましいかもしれませんが、
まだまだ私が知らない世界があり、そこに羽ばたいていける、
目指すべき目標がある、追いかけたい理想がある。
その喜びで、私は若い人のように心が震えました。

不採用の通知が速攻来たのにも凹みましたが、
レベルを上げて、また再挑戦しようと思いました。
桜の咲く季節に、あのキャンパスに、また立ちたいです。


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不毛地帯と豊穣の海

2019-12-09 | 仕事
私は今、複数の職場をかけもちして働いているのですが
毎回、通うのが苦痛で、契約期間(1年)が早く終わって欲しいなあと思っているところがあります。
その場所に行くときは、いつも、
「さあ、今日も一日、息を止めて耐えよう」
と覚悟して向かっています。
そして、感情を麻痺させて時間が過ぎるのを待ちます。
唯一良いことと言えば、仕事が終わって職場を去る時の解放感が大きいことです。

その職場の何が苦痛かを一言でいうと、
疎外感
だと思います。
仲間に入れないし、入れてもらえる気配がないのです。

私が人生で一番求めているのは、豊かな人間関係です。
夫であっても、友達であっても、職場であっても、
楽しく、信頼し合い、支え合う関係がいいな~と思っています。
そして、自分もその当事者の一人になりたいのです。

努力すればいいじゃない、と言う人がいるかもしれません。
でも、そういう人は、
努力して、その努力が空回りに終わったときの虚しさ、苦しさ、恥ずかしさを味わったことがあるのかなと疑問に思います。

あ、でも、今日言いたいのは、そういうことではないのです。
私にはもう一つ、尊敬できる人たちが働いている場所があります。
そこでは、私は笑顔で迎えられ、仲間として認められています。
空気が温かく、そこに行くといつも元気になるのです。

私という人間は変わらないのに、
ある場所では疎外され、またある場所では温かく迎えられています。
不毛地帯と豊穣の海。
人間関係が育たない場所と、豊かな関係の可能性が宿っている場所。

もちろん、不毛地帯と言って切り捨てている場所にも、
豊かな関係性の芽がどこかに潜んでいるかもしれません。
でも、効率(この言葉はあまり好きではないのですが)を考えるなら
不毛地帯でもがくより、豊穣の海で気持ちよく泳いだ方が
楽しい人生を送れるような気がしています。

複数の職場をかけもちすることで、
このことに気付くことができました。

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働くということ

2019-09-19 | 仕事
私はずっと自分の仕事のことで悩んできました。
仕事を転々として、とりあえずは目標としていた心理系の仕事につけましたが
今度は待遇の低さに悩むようになりました。
(心理は概して低賃金の業界です)

これでいいんだろうか?
前の職種の方がよかったのではないか?
私は人生の選択を誤った??

悩みが尽きることはありません。
これからも悩み続けることになりそうです。

そんな中、また小さな気付きがあったので、記録しておこうと思いました。

先日、夫が「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組を見ていました。
外国人労働者のために奮闘されている方のお話でした。
人のために汗を流して働いているお姿を拝見し、
仕事というのは、人との関わりの中で形作られるものだということに
改めて気付かされました。

私は仕事を通じた自己実現ということで頭がいっぱいになっていましたが
独りよがりの、内向きの思考をいくら尽くし練り上げても
悩みが解決することはないでしょう。
実際に汗をかいて、働いて、人と関わりを持つなかで
仕事の意義ややりがい、ひいては自己実現ということが
少しずつ形作られていくものなのでしょう。

いくら考えて考えて考え抜いたとしても
答はせいぜい50%しか分からないでしょう。
残りの50%は、実際に働く中で少しずつ分かっていくことなのだと思います。

私は十分に考えました!
これからは外に出て、実践あるのみです。
無我夢中で汗を流して働く中で、
今いる地点からは見えなかった光景が
もしかしたら見えるようになるのかもしれません。


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小さな芽

2019-09-02 | 仕事
近況報告ですが、
私は無事、心理系の大学院を卒業し、
今年の4月から心理の専門職として働いています。

職場はいくつか掛け持ちしていますが、
そのうちの一つに、精神科のクリニックがあります。
知能検査や人格検査など、色々な心理検査を実施して
お医者さんの診断に役立ててもらっています。

先日、検査の準備をしているときに、
ふと自分について思う瞬間がありました。

 私、(一つ前の記事みたいに)色々言われることもあるけど、
 自分でやりたいことを見つけて、この歳で大学院にも入って、卒業して、
 今、専門家として、新たな一歩を踏み出そうとしている。

 がんばったね、自分。よくやってるよ。

小さな小さな誇りが、自分の心の奥深くに芽生えているのを感じました。

この小さな芽は、
SNSでアピールできるほどの派手さはないし、
これで一生安泰だ!と頼れるほど強くて頑強なものではありませんが
自分で地を耕し、種をまき、水をやり続けたからこそ芽吹いた、
誰にも奪われることのない、本物の自信の芽だと思えるものでした。

気負わず焦らず、
このささやかな芽を、
これから育てていこうと思います。


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思いがけない便り

2016-08-09 | 仕事
先日、私が勤めていた小学校の卒業生から、暑中見舞いの葉書が届いた。

在職中は、年賀状や暑中見舞いをいただいたことはあったが、
退職後にも来るとは、全く予想していなかったので、
とても嬉しかった。

飼育委員として、一緒に動物たちの世話をした女の子だった。
今は中学校で部活に励んでいることなどが、
生き生きと綴られていた。
かわいらしいウサ吉のイラストも添えられていた

先生達との人間関係が辛くて、ボロボロになって退職した学校だけど、
よくよく思い返してみれば、子供達との関係は良好だった。

大人しくて目立たない存在だったと思うけど、
子供たちの記憶に少しでも残っていたなら、
これ以上ない喜びである。

塾でも学校でも、頭を悩ませる問題児はいた。
その対応で、頭がいっぱいになって、消耗し、嫌だ嫌だと思っていたけれど、
今、振り返ってみると、
子供の大多数は、問題のない、いい子たちだった。

確かに問題児もいたけれど、それと同じ数だけ、場合によってはそれ以上、
天使のようにかわいい子もいたのだ。
(きっとそういう子たちは、素敵な大人になるだろうと思う)

過去になった今だから言える。

子供たちと触れ合うのは、楽しかった。

思いがけない便りが、大切なことを思い出させてくれた。




 
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