Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

甲州、乾徳山登山

2011年12月24日 | 山歩き

12月21日(水)   天気=曇り時々晴れ

08:28大平登山口駐車場 08:31~38大平登山口 08:58~09:02国師ヶ原分岐 09:58~10:02月見岩 10;10 扇平 11:35~12:31乾徳山 13:37~45扇平 14:18~25国師ヶ原分岐 14:43大平登山口駐車場

 甲府盆地の北に位置する乾徳山は、2千m余の標高で、かなりの高山ですが、アプローチが良いせいか人気のある山です。私も登山を始めた20代の頃に一度登っており、三十数年ぶりに山仲間と供に再訪しました。メンバーは、我々夫婦の他、ITO夫妻、Oさん、Sさんの計6名。12月下旬の今、雪山と化している可能性大なので、一番楽そうな大平高原からのコースを目指しました。
 早朝、中央高速道の車窓から見える笹子や大菩薩の山々は、僅かながら雪化粧しており雪山登山になるのかなと少しばかり身が引き締まる思いです。談合坂SAで合流したITO夫妻の車に先導されて、勝沼ICで中央道を降りると一般道を北進する。
 国道140号(通称、秩父往還雁坂みち)沿いにある三富小学校の少し先に「乾徳山、大平高原6km」と書かれた看板があり、そこを左折する。クネクネ曲った細い林道を遡って行くにつれ、路肩に雪の塊が現れ始めた。私の車はノーマルタイヤなので、何とか登山口まで雪道にならないでくれと祈るような気持ちでハンドルを握る。大平高原の牧場にポツンと一軒建つ大平荘の横には広い駐車場があったけれど先へと進む。簡易舗装の道がこの先からダートになった。ガタゴトしばらく走って行くと「乾徳山登山口」と書かれた大きな標柱に遭遇、此処が大平コースの登山口のようです。2台の車はその200m程先の路肩が広くなった場所に駐車する。

 

大平登山口駐車場

 

 大平登山口

 

 

 全員準備を終えると歩き始める。登山口まで戻り、記念の写真を撮ると緩やかな坂を登って行く。明けの空は雲に覆われていたが、今は時折陽も差し、まあまあの登山日和になってきた。林道も織り混ぜたジグザグの登山道を20分程登ると国師ヶ原の分岐に着いた。直進すると国師ヶ原へ向う広い道、左は徳和への下山道で、我々は右折して乾徳山目指し道満尾根の樹林帯を登って行く。

 

 

 

 国師ヶ原分岐

  50分程でススキの拡がる草原に出た。ポツンとある黒い大きな岩は月見岩で、ここから国師ヶ原に降る道が分岐する。一挙に展望が開き、前方の樹林越しに乾徳山のピークが姿を現した。左下には国師ヶ原の台地が拡がっている。背後の甲府盆地の奥には笠雲を乗せた富士山が青く浮んで見える。

 

 

 ススキの扇平

  再び樹林帯の中を登って行く。だんだんと凍結した雪道になってきたが、アイゼンを履く程ではない。尾根は岩場の多い険しい道に変ってきた。最初の鎖場を越えた岩場の上では樹木等に霧氷が張り付き、まるで白い花々が咲き乱れているように見え、歓声をあげる程の美しさだった。

 

 

 最初の鎖場

 霧氷の花

 山頂直下の鎖場

 


 山頂直下は10m程の垂直に近い鎖場で、けっこう高度感があり乾徳山の名所になっている。迂回路もあったが、全員鎖場に挑戦、一寸した岩登り気分を満喫した。鎖場の上が乾徳山(2031m)のピーク、岩がゴロゴロした山頂は、6名の人間が休むには少々手狭だが、展望は素晴らしい。

 山頂から奥秩父、金峰山方面

 乾徳山山頂

  北は奥秩父の黒い山脈が延々と横たわり、西には雪化粧した南アルプスの稜線が連なり、南は富士山が笠雲のキャップを被って浮び立つ。生憎、今日は大気が何となく霞んでいるので冴え渡るような展望とはいかないのが残念だ。
 1時間程のランチタイムを終え、山頂を後にする。計画では国師ヶ原への下山道を辿る予定だったが、山頂付近の道が凍結しているので安全を期して来た道を降る事にする。全員アイゼンを装着して下山を開始する。ITO夫妻のアイゼンは、懐かしの門田の一本締め鍛造アイゼンで、それを装着したご両人は俄然大ヴェテランの風格が漂よう。岩場の道を通過した所で、全員アイゼンを外す。私は先日購入した冬山用登山靴を、今日初めて試し履きしたので良い歩行訓練になった。

 

  扇平の下山道

 ススキの草原、扇平で最後の展望を楽しんだ後、登山口の駐車場には14時40分過ぎに戻った。その後、国道140号沿いにある「はやぶさ温泉」で登山の汗を流す。此処は地元の人に教えてもらったのだが、入浴料500円で豊富な湯量、素朴な雰囲気の好ましい温泉だった。機会があれば又訪れてみよう。 温泉を後にすると石和温泉の街中にある料理店「小作」で甲州名物のほうとう食べる。Sさんの親族の人が、以前この料理店の店長だったので私は2度目の訪問だが、とに角ここのほうとうはボリュームが凄い。お腹を空かせて行ったのだが、完食できなかった。
 食事を終え店を出たところで解散とする。今日のメンバーとは来年2月の草津スキーまで顔を合わす事がないだろう。それぞれに「良い新年を」の言葉を交わしてITO夫妻の車とお別れし、中央道を経由して帰宅の途に着いた。

 

 

 


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