Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

石狩岳登山

2012年08月22日 | 山歩き

8月22日(水)   東大雪、石狩岳     天気=晴れ


06:26シュナイダーコース登山口→ 06:58~07:06徒渉点→ 09:10~20音更山分岐点→ 09:46石狩岳→ 09:53~58石狩岳最高地点→ 10:03~1024石狩岳→ 10:47~51音更山分岐点→ 12:23~33徒渉点→ 12:57シュナイダーコース登山口


 妻が帰宅したので、一人気儘に行動できるホッとする思いと、一人取り残された淋しい思いが混濁した複雑な気分のまま石狩岳目指し十勝平野にやってきた。広々とした畑や牧場の中に真直ぐな道が何処までも続く十勝は、最も北海道らしい風景がある場所です。昨日は士幌町の「道の駅ピア21しほろ」で車中泊、今朝未明に国道273号を遡り、三股から林道を10キロ程走行してシュナイダーコース登山口に着いた。車が4台ほど駐車しており、私と同年代の男性が一人出発するところだった。



 
シュナイダーコース登山口



 石狩岳は北海道の屋根、大雪連峰の東端にニペソツ岳とともに聳える雄峰で、石狩川の源流でもあります。シュナイダーコースは石狩岳への最短コースですが、その分急登で知られている。
 出発して30分程沢沿いに進み、沢を渡る。水量少なく石と倒木伝いに靴を濡らさず徒渉できた。この先から急傾斜の尾根を延々と登る。尾根取り付きから稜線までは標高差1163m、覚悟を決めて、休まず、急がず、無理をせず、無我の境地で黙々と登って行く。稜線間近の所で先行の単独男性を追い抜いた。更に稜線直下で上を見ると女性二人の姿が確認できた。




 
登山道から石狩岳方面



 尾根取り付きから約2時間で音更山と石狩岳を結ぶ稜線コルに着いた。先程の女性ペアが休憩している。一人の女性は高価そうなカメラで撮影に余念がない。問うと道内の人でアチコチの山を登っているという。私が「明日ニペソツ岳を登る。」と言うと、「明日は天気が悪そうだから糠平温泉でも泊って明後日登った方が良いですよ。」とアドバイスしてくれた。コルから見上げる石狩岳は雄大で登行意欲がそそられる。



 
稜線コルから石狩岳



 彼女達に挨拶して先行する。山頂まで標高差200mの坂を登って行く。雄大な景色の中を登って行くのでアドレナリンが噴出して疲れを感じず気分爽快だ。26分で山頂名を記した標識のある石狩岳(1966m)に着いた。しかし実際は100mほど先のピークが最高点なので休まず通過する。標識の類が全く無いこちらのピークは標高1967mあり1mほど高い。



 
石狩岳山頂




 
山頂から大雪、旭岳方面




 
山頂から音更山方面




 
最高地点からニペソツ岳方面




 石狩岳山頂に戻ると女性二人組が登って来て、最高点ピークへと向った。周囲の展望を楽しんでいたら先程追い越した男性が山頂に登って来た。やはり道内の人で「10年前にこのコースを歩いた時は3時間一寸で登れたのにな。」と体力の衰えを嘆いていた。でもこの難コースを歩けるのだから大したもんです。
 男性と別れ山頂を後にする。ボケッと歩いていたら登山口への分岐を通過してしまい少し焦ってしまった。木の根や笹につかまりながら急な尾根を降って行く。徒渉点の所で冷たい沢水を飲んで一息つく。沢沿いに降って登山口に戻ると車で河原まで移動し、登山で汚れた身体を洗い衣服を洗濯する。




 
登山道からニペソツ岳方面



 
食料が余分にある(勿論缶ビールも)ので、このままニペソツ岳の登山口に泊ろうかと思案したが、毎日更新している携帯ブログが通信圏外の為、送信可能な糠平温泉の駐車場まで戻り車中泊とした。夕刻大きなキャビングカーでやってきた大阪のオッちゃんが鹿肉が余ってるからとご馳走してくれた。夕食を終え、ビールを飲みながらボーッとしていると若い男性がやってきて「近くに野外キャンプ場があるので、出来ればそちらで泊って欲しい。」と告げられた。
 大阪のオッちゃんとバイクで来てテントを張った若者は移動していったが、私は明日早朝登山に出発するので、此処で車中泊すると言い、キャンプ料金の350円を支払った。地元に迷惑を掛けているのだから、この程度の経費は仕方のない事だと思います。
 

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