Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

大菩薩、柳沢峠~柳沢ノ頭~ハンゼノ頭登山

2012年06月27日 | 山歩き

6月26日(火)   天気=曇り時々晴れ


09:20柳沢峠→ 09:48~59柳沢ノ頭→ 10:15~25ハンゼノ頭→ 10:35無線中継所→ 11:45板橋峠手前林道出合→ 12:08無線中継所分岐→ 12:40柳沢峠


 6月は雨の季節で山歩きには向かないが、花の見頃でもあります。大菩薩、柳沢峠の西に位置する三窪高原がツツジの隠れた名所と知ったので、岳友のS氏、I氏を誘って我々夫婦と4人で花見物に出掛けました。圏央道、入間IC近くの公園で集合し、I氏が購入したばかりのスズキワゴンRに全員乗車して出発する。大人4人を乗せたワゴンRは小粒ながらも軽快な走りで中央道を抜け、大菩薩の山を快調に登ってAM9時前に柳沢峠に到着した。



 
柳沢峠の登山口



 広々した峠の市営駐車場には数台の車が停まっている。我々も準備を終えると出発する。登山道は良く整備されており気温もこの時期にしては低目なので快適に歩いて行ける。30分足らずで柳沢ノ頭(1671m)に着いた。出発地、柳沢峠との標高差が僅か250m程なので、登山と言うには物足らない距離だった。



 
柳沢ノ頭山頂



 山頂からの展望はパッとしないが、点在するツツジ彩が眼を楽しませてくれる。しかし此処はまだ序盤であった。ハンゼノ頭手前辺りからツツジの群落がそこかしこ見事に咲き誇り、道沿いは艶やかに彩られていru

。広々としたハンゼノ頭(1690m)には中年男性が一人居て、我々が通過しても黙殺してアマチュア無線の交信に没頭していた。



 
ハンゼノ頭手前の登り坂



 
ハンゼノ頭からツツジと奥に富士山



 山頂にはベンチがあり展望も良くて休憩するには絶好の場所だ。しばらくすると西側の雲が流れ、合い間から富士山が顔を出した。手前の赤いツツジのとのコントラストが
抜群のロケーションで皆カメラを向けていたが、果たして傑作は撮れただろうか。
 山頂を後に無線中継所が建つピークへと向う。ツツジのあまりの多さに人為的に植栽したんじゃないかと思ったが、案内看板には自生したものだと記されていた。でも相当手厚く保護管理されているようだ。
 この辺りから私の胃腸が不調を訴え始めた。吐き気に眩暈すら覚えてきた。昨日、胃と大腸の内視鏡検査を受けてそのダメージから回復しておらず、先程食ったアンパンがヒキ金になった感じがする。スットクに頼って中継所のあるピークを越え、4等三角点を過ぎた草原の所でランチタイムとなりホッと一息つけた。
 食欲は全然無いが、お湯を沸かしてコーヒーだけを飲む。Sさんからお裾分けの真っ赤なサクランボは大変甘くてジューシーだったが、Iさんからお裾分けのバナナを受け入れる余裕が私の胃には無かった。
 休憩を終えて歩き始めたらすぐに板橋峠手前の林道に着いた。我々が歩いて来た柳沢峠ノ頭から板橋峠に至る稜線が、一般的に三窪高原と総称されているようだ。ここから柳沢峠に向け林道伝いに戻って行く。




 
板橋峠手前の降り道



 
緩やかに降る林道歩きをしているうちに、だいぶ体調も回復してきた。20分程で中継所へ向う道が右に分岐する地点を通過、ゲートが設置されているので一般車は柳沢峠から此処までしか走行できない。更に降って行くと若い男性が望遠レンズを装着したカメラで何やら撮影中、聞けば「コマドリを撮っている。」との事、先日「金星の太陽面通過」の際も太陽望遠鏡で撮影している人が居たが、世の中にはいろんな趣味の人が居るもんだと感心させられる。
 12時過ぎに柳沢峠駐車場に戻った。我々の隣に停めている三菱デリカで子犬を連れたご夫婦が昼食を準備中の様子、先刻稜線の道ですれ違ったご夫婦だった。ツツジの撮影で浜松市から訪れて、もう5日も車中泊を重ねているという羨ましい人達である。
 柳沢峠を車で出発すると昨年訪れた「はやぶさの湯」を目指す。ところが到着したら定休日でガッカリ、でも地元のオジサンに「鼓川温泉」という良い温泉があると教えてもらい、鼓川を遡って教えられた場所に行ってみたら聞きしに勝る良い温泉だった。鄙びた集落の高台に建ち展望抜群、風情ある雰囲気の市営日帰り温泉で料金も安くて、此処は絶対にお勧めできる穴場スポットと言える。
 梅雨の合い間を狙って出掛けた今日の山行は、艶やかなツツジ見物に良い温泉を堪能できて充実した一日となりました。

コメント
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