え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

紅い眼鏡

2010年09月06日 | ファンタジー
1987年 日本 116分 モノトーン/パートカラー SFアクション/不条理
監督/押井守 脚本/伊藤和典、押井守 音楽/川井憲次
出演/千葉繁、鷲尾真知子、田中秀幸、玄田哲章、兵藤まこ、天本英世
(100点) 音楽と兵藤まこの顔が最高な個人的に大好きな映画

1995年の近未来、過激な特殊部隊が解隊された。ただ一人強化服とともに国外へ逃亡した男がいた。男は仲間を救うことを約束し、この国を離れた。あれから三年。
男は帰ってきた。しかし、様変わりした祖国にはかつての仲間はなく執拗に追いかけてくる刑事を振り切り、男は幻想と狂気の中を彷徨う。
そして、ネコはにゃあにゃあと鳴き、犬はワンワンと吠え、謎の美少女はじっと見つめるのだった。


押井守唯一の傑作。これが好きなので、ついつい他の作品も追っかけてしまったが、これ以外はどうも苦手。アニメ監督、押井守初の実写映画で、もともとは声優の千葉繁のプロモーションビデオとしてスタートしたらしい。
黄みがかったモノクロ映像、巧みな編集と構成によるモンタージュ、音響効果、魅力的なロケ地、声優による独特の芝居、中途半端なギャグ、などなど映画的な魅力に満ちていて楽しい。
しかし、なんと言っても川井憲次による音楽が良い。それと兵藤まこの顔。
兵藤まこの顔と音楽を堪能する映画。
待望の単体DVD化。23年ぶりに観たけど私のツボを三箇所強力に押す。好き♪
脚本家で助監督も勤める伊藤和典の撮った兵藤まこの劇中ポスターが最高!


(1987年レンタルビデオにて鑑賞、2010年セルDVD購入にて鑑賞

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