え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

イエスタデイ

2020年04月29日 | ファンタジー
2019年製作/117分/イギリス/ファンタジー/音楽
監督/ダニー・ボイル
出演/ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ
   ジョエル・フライ、エド・シーラン(本人役)

(80点) ビートルズを誰も知らない世界に来てしまった男がビートルズの歌でスターに

売れないミュージシャンがある日ビートルズを誰も知らない世界に迷い込む。
一見普通の世界だが所々何かなかったり違ってたりするペプシはあるのにコカコーラがなかったりハリーポッターも書かれてなかったり。
そんな世界でビートルズの名曲を歌い当然のことながら世界的なヒットを生み出すことに。
しかし人の曲で名声をつかむことに罪悪感を抱いたり、名曲をアレンジさせられたり、唯一の理解者だった幼馴染の女性と会えなくなったりして、さあどおしよう・・・。


評判は良かったが、この映画が公開されたとき誰も、同じくビートルズを知らない世界でビートルズを歌う漫画「僕はビートルズ」(かわぐちかいじ/藤井哲夫)のことを話題にしなかったことが気になり、なんか抵抗感を抱いて観そびれてしまった。
今回DVDレンタルで借りて観て、見たら違う印象の作品でパクリではなさそう。もっと早く観ても良かったかも。でもDVDで丁度良かったかも。
ビートルズを知らなくても大丈夫と言われている映画だけど、ビートルズや海外の音楽のことを全然知らない私には楽しみきれないものも感じた。
主人公に感情移入出来なくて彼がビートルズが好きなのかどうかも分からないし、冒頭の曲がオリジナルなのかビートルズのカバーなのかそれっぽい曲なのかも分からずちょっと困った。さらにヒロインはちょっと魅力的なのに何故主人公に入れ込むのか主人公がなんで彼女をそでにするのか理解しにくい。その部分がふわっとは描いてあるけど感じにくい。
しかし知らないと言っても、これもビートルズだったのと聞き覚えのある曲ばっかりでビートルズの凄さは感じた。ちゃんと知っていたらもっと面白かったのだろう。
本人役のエド・シーランも全然だれなのか知らないので勿体ないのかもしれない。
でも後半あの人の登場は感動的。あの終わり方も、あ、こんな感じの終わり方でいいんだと言うのは意外と良かった。


(2020年4月DVDレンタル新作5本1100円にて鑑賞)


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