え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

アナと雪の女王2

2020年01月06日 | アニメ
2019年/アメリカ/103分/CGアニメ/ディズニー
監督/クリス・バック、ジェニファー・リー
声の出演/松たか子、神田沙也加、武内駿輔、原慎一郎、吉田羊

(79点) ストーリーの甘さを技術が凌駕

エルザの凍結能力は何処から来たのか?
アナがイチャイチャしている横で何処からかエルザを呼ぶ歌声が。
導かれるように過去の因縁と真相に触れ、エルザとアナはそれぞれに決意するのだ。
そしてオラフはとろけちゃうのだ。


昨年末に「ルパン三世ファースト」を見たおかげでコレの素晴らしさを余計に感じることが出来たかも。
予算のないルパンに同じものを作れと言うのは酷なことかもしれないけど、才能も意欲も感じられなかったルパンに比べて才能の塊が集結して作られたコレと観客としてはどちらも同じ値段。なら、これを称賛しないわけにはいかない。
正直、前作についていけなかった私だったが、今作はホルスの冒険のような東映アニメのノリも感じれて面白く観れた。
過去の因縁とか重すぎてハッピーエンドにするには展開に甘さを感じる部分もあるけど、その甘さを技術力で凌駕しちゃっているのは見事。
とくにエルザが水の馬に乗って氷の波を駆け抜けるシーンはアートアニメの領域。
チェコの短編アニメでガラス細工をアニメートして試みた表現の完成形を見た気がした。


(2020年1月5日ミッドランド2にてバースディ割引1000円にて鑑賞)


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