え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

禁断の惑星

2012年11月04日 | SF
1956年 アメリカ 98分 SF/古典/スペースオペラ
監督/フレッド・マクロード・ウィルコックス
脚本/シリル・ヒューム  原作/ウィリアム・シェークスピア「テンペスト」
出演/ウォルター・ピジョン、アン・フランシス、
    レスリー・ニールセン、ロビー・ザ・ロボット

(95点) 当時は斬新、今観るとシンプルなSF映画の古典

23世紀の未来、円盤型宇宙船に乗って20年前乗組員が消息を絶った惑星アルテアに調査員やって来た。
そこには20年前の乗組員の唯一の生き残りの博士とその娘のパツキン美女と召使ロボットロビーがいた。
博士はこの惑星の絶滅した先住民の残した科学遺産のとりこで地球に帰ることを拒否。
調査員の船長と副長は久しぶりに見る若い女にムラムラ。
コックは万能ロボットロビーに酒をコピー再生してもらい飲んだ暮れる。
そんな中、謎の透明巨大生物が宇宙船を襲う。


気分転換にうってつけの一本である。
映画を選択するときに、現実ばなれした楽しいものを探すことが多いのだが、これはまさに私のソレ。
子供の頃テレビで観たことがあり、その後おそらくビデオかDVDで観たかもしれないが、ほとんど忘れていた。
有名なSF映画なのであらすじはバッチリ知っていたが思ったよりもシンプルな映画だった。
それなりにスリルとサスペンスとユーモアとスペクタクルとちょいお色気満載で、じつにSFっぽい。
20年間父親とロボットしか知らずに育った金髪美女に「健康にいいから」「みんなやってること」とか言ってキスする副長と、それを見て「露出度の高い服着てるから!」と美女を怒鳴りつけるヒーロー的船長の馬鹿で野蛮なアメリカ人に気分が悪くはなるが、それ以外はおおむねのんびり楽しく宇宙えすえふの世界を堪能。
デズニーが手掛けたというイドの怪物はアニメでなく実写だともっと私好みだった。
この映画のシンボルとも言えるロビーはデザイン的にも存在的にも素晴らしいが今見るとただの気ぐるみで歩く姿は人が入ってるなーと感じてしまった。
それでも、購入してもいいぐらいの何度も観たいSF娯楽作には間違いない。


(2012年10月DVDレンタル50円にて鑑賞)

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