富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

建国殿

2014年08月31日 | 建国殿系
あれから10ヶ月

まだ柄がはぜていない建国殿
今年は雨が多く日照不足の為か
柄のハゼが遅いようです

うちの棚では一番ハゼのいい建国殿なのですが、、、

さて建国殿(旧建国羆)
うちの縞から出た建国殿は残していますが
建国殿で購入した木は これが最後の一本になりました
あとはすべて売却

と言うのも 建国殿として購入した木からは
どうも本芸の子が出ず お決まりの青ばかり
この木も青を出さない系統ということで購入しましたが
御覧のように子は青

縞から、紺覆輪は出るのですが
本家本元の紺覆輪から紺覆輪はでてくれません

嫁に出した子は
系統のいい木ばかりですので 
嫁いだ新たな環境でいい子が出ればいいのですが

さて 棚には建国殿から出た青がてんこ盛り
佃煮にできるぐらい
たまに見るのですが なぜか真っ青ばかり
あってもチラ柄程度
綺麗な縞くらい出てくれてもいいのですが

最高芸と言われる紺覆輪から出た青は 
柄の出る確率が低いのでしょうか?

普通の縞からは 紺覆輪が出るのに、、、
よくわかりませんが 
摩訶不思議な建国殿です












  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

於多賀中斑

2014年08月30日 | 野生ラン他
うちで作っている於多賀中斑達が
揃って夏の子を上げだしたので撮影

この子達を年内に完成させず
中途半端な大きさで矢を止めてしまうと
来春の新子が小さくなってしまいます

根を傷めない程度の肥料をやり大きくしないと
でも、邪魔くさいのでやりませんが、、、

長生蘭は専門外ですが
こういう品種は あまり欲張った作をせず
年一作で回す方が木にとっていいのかもしれません

今回ご紹介の於多賀4鉢のうち3鉢は
バックバブル吹かしですので 過保護に作っています
まだまだ小さい木です














  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吟游

2014年08月29日 | 奄美
あれから1年8ヶ月 増えまくる吟遊

これくらいの株が3鉢になりました

こういう牡丹芸の品種は 何故か木が年を取る程
芸自体が甘くなっていくようです

金牡丹のように芸の継承が抜群の品種もありますが
普通の牡丹芸品種は 往々にして暗む傾向が
実生奄美の牡丹芸も然りです
逆に言えば 牡丹芸を永遠に継承する品種は貴重かも

この株でも 子は雪白の天で上がってますが
親はやや暗みがち 
同じ牡丹芸ですが金牡丹とは何かが違うのでしょう
同じルビーでも 根の伸びなど全然ちがいますし

さて この吟游
元は銀嶺の実生最高芸ということで購入した木
購入後すぐ品種違いと判りましたが
返品せずそのまま、、、

当たり前のですが銀嶺とは程遠い木に仕上がってしまいました                                     












  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五月雨

2014年08月28日 | 中斑
あれから4か月

なかなか子が割れない五月雨
これほど根下しの悪い品種は見たことがありません
母種の大波は すぐ割れるのに
木姿が変わるだけで こうもなるのかという感じ

今付いている2本の大子も 葉繰り10枚でまだ本根が下りません
ということは 根が下りる前に軸元が当たり前のように枯れだし
ポロリと外れる事も

事実一番子は こういう感じで外れた子
今でこそ 何とか新根をだし枯れずに成長しだしましたが、、、

しかしこの木姿で株立を作るのは無理というもの
後ろに出た子は 親同様巻き込むような木姿になりますが
前面に出た子は 親が邪魔で巻き込む事ができず
四苦八苦しているようです
早く外して親同様の木姿にしたいのですが
根が下りていない。 上手くいきません

こういう性質ですので数がないのも仕方ありません

実はこの五月雨 紺縞や萌黄覆輪、紺覆輪と
木姿だけでなく 渋い芸を持っていることは
あまり知られていません


















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森羅

2014年08月27日 | 豆葉縞
あれから10ヶ月

徐々に柄がはぜだしました

11月くらいには最高の飴縞をだし
最終的には紺覆輪に
その四季と年月による斑の移り変わりが
何とも渋く マニア好み

最近では天葉を薄く白く染めてあげる子も(欲目)
まだまだ芸が進化するのかも??

この森羅と言う名
四国の大棚さんに付けていただいた名 いい名です

元は翠華殿ですが
最近では 翠華殿も縞や牡丹芸など色々な変化種が出ています
その中でも きわめて地味な芸
煌びやかな翠華殿の黄縞も購入しましたが
自分的には こういう芸に魅かれてしまいます

木自体も大きくなり迫力満点
翠華殿独特のごつい木姿に この淡い芸
このアンバランスがいいのかも


















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする