富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

桂月錦

2012年10月31日 | 
四国は高知産の桂月錦

後ハゼの飴色の縞を流します

写真では分りつらいのですが
何とも言えない飴色の縞
上品な木です

最近のマイブームは四国や島根、山口産の細葉品種

何故かアマミは少し休憩

完成された毒々しい美しさより
最も錦鉢の似合う
こういう細い葉の品種に惹かれます

年を取った証拠かもしれません

それとも風蘭の成長が日一日と遅くなり
哀愁漂う季節になったからかも?

柄にもない事を言うのはやめます

自然と野生ランの記事ではいったいどんな性格の人間?
と思われているでしょうし、、


















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山出し 牡丹芸

2012年10月29日 | 山出しフーラン
今日は風蘭堂さん
温室の扇風機の取り付け変更に来ていただきました

取り付け金具もステンで自作され
あっという間に終了

これで扇風機で頭を打たなくてすみます

扇風機に髪の毛を巻き込まれ

某会の偉い人みたいになったらどうしよう
と言う恐怖ともおさらば

ついでにこの夏 クーラーの調子の悪かった車も
修理に持って帰っていただきました
よくよく考えれば車屋さんですしね

ヤナセに出したらボッタクられますし
さらに有り難い事に
修理代は風蘭で支払えますし、、、??

いつもありがとうございます

さてあれから8ヶ月

5鉢に株分けした散斑牡丹芸が
それぞれ別方向に変化していってるようです

5鉢の内4鉢をご紹介

縞に走る木 牡丹芸の木 太公望の様な腰斑の木
はたまた至楽の様な純白の総散斑までいろいろ

根色は泥から白根、ピンク根、ルビー根と
斑の性質により色々

最近、うちでは長州芳も同じような様々な変化が

元々島根産の木?ですので
木姿も上品で女性的

最近はガッチリした奄美に目を奪われておりましたが
この島根産の木や四国産の細い葉に芸を乗せる木に
興味が戻りつつあります

やっぱり風蘭はわびさびかも

















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ヤブレガサウラボシ

2012年10月28日 | 野生ラン他
シダマニア垂涎の的
ヤブレガサウラボシです

三畳紀古代からの姿を維持した貴重なシダ

この木はボルネオのサバ州にて採集されたもの
日本のヤブレガサウラボシと同種です
日本産も作っておりますが
見た目はほとんど変わりません

日本でも石垣島や西表島の渓流沿いや
比較的日当たりのいいところで見る事が出来ますが
採集は全く無意味 

と言うのも いくら採集しても
まず100%活着することはなく枯れてしまいます

それほど繊細で微妙なシダ

うちにあるヤブレガサウラボシは
日本一いや世界一のシダの神様が丁寧に掘り上げてきたもの
いつもお世話になってます

フウランばかりやっている訳でなく
本来一番好きな植物は

熱帯性のシダと日本の野生ラン

温室で場所の取り合いをしています
風蘭への熱が若干さめるとシダが幅を利かせ
シダや野生ランの熱が冷めるとその逆に

難儀な性格です













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天優

2012年10月27日 | 覆輪
あれから1年と少し

天優の3番子を割りました

一番子は幽霊でしたので ポイ
二番子は全国大会のセリで関東の業者さんに嫁入り

この割子は年齢にしては紺の乗りも良く
大型の木ですので期待大

長い根が3本ほどありますが
天優は根が細い事もあり
親木になるまでは過保護に育てないといけません

大きな親になれば何の心配もない木になりますが
子供のうちは要注意の木です

あと1作このままの環境で
春の新根を出させれば完璧

しかし親の売り物などなかなか出てきませんので
これくらいの割り子でも引く手数多なのは
いた仕方ないことかもしれません











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森羅 翆華殿紺縞

2012年10月26日 | 豆葉縞
あれから2ヶ月
翠華殿紺縞を割りました

今回、四国の大棚さんに森羅と言う名を付けて頂きました

前々からお気に入りだったそうで
今回割った3本のうち2本嫁入り

やはりこういう奥深い芸の品種は
目の肥えたマニア向きなのでしょう

いずれ近いうちに表舞台に
出ていくのでしょうけど
今のところはまだ希少品種

この木は秋に一番柄がはぜ
紺縞 飴縞を流します

今回は株を割りましたので
一番日を取り はぜさす時期に
暗めで養生しておりイマイチの柄の冴えですが

本来、建国を作る場所などに並べて作をすると
この時期、幽玄の美を醸し出します

最近は飴縞も流しだしましたので
いずれ スパッと黄縞が出るかもしれません

マニアがゆっくり作るには
最高の逸材と思います









この子は明日 南国土佐の高知に旅立ちます















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