富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

八洲の月

2014年02月28日 | 覆輪
大八洲の大覆輪 八洲の月 です

大八洲は たまにこのような大覆輪を出す場合がありますが
なかなか継続せず 1枚か2枚で元の爪覆や糸覆に戻ったりします

しかしこの系統は 荒々しい大覆輪で固定

少々派手に出た大八洲がこの名で出回る事がありますが
そんなに数のある木でないので ご注意を
八洲の月に強い業者さんに頼めば 増殖品が手に入るでしょう

性質は母種と同じ
子ぶき悪く、葉持ち悪く、、、でも魅力ある木です

うちにはもう一つ縞柄に変化しそうな木も有り
じっくり探せば 色をなタイプがあるかもしれません

こっそりマニアが集めている品種です

















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安芸錦

2014年02月27日 | 
四国は高知 安芸産の安芸錦

この地域独特の木姿に白縞を流します
特筆すべきは 葉裏に流す墨と紅隈
月破とよく似た芸ですが あちらは黄縞

このように高知産の木には
細い葉に多彩な芸を出す木が多く 今後の注目株
注目しているのは 私だけかもしれませんが、、、

煌びやかな奄美実生も色々作っておりますが
何故か最近 原点回帰
このような山から出てきた木に魅力を感じるようになりました

ちなみにこの木 ルビー根も出します
白縞ですので 斑に当たればルビーが出るのでしょう

















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三加茂錦

2014年02月26日 | 
徳島県三好郡三加茂町で採取された三加茂錦
三加茂町は2006年の合併により三好郡東みよし町になっております.

合併前の昔の名が富貴蘭と言う植物を通じ脈々と語られ残っているわけですが
実はこの三加茂錦 どうやら今の阿波錦のようです

阿波錦と言う品種は数タイプ混じっておりますので
その中の一つという事で、、、 
これが本来の阿波錦と言う説もあります

四国徳島産独特の木姿に
白黄縞を流し また墨も流します

この木は未だ顕著に墨が出ておりませんが
まだ子供ですので これからでしょう

昨年秋の四国の交換会で
四国産の木が色々出るかと楽しみにしておりましたが
セリに出てきたのは お決まりの人気品種がほとんど

昔は地域地域で楽しみな品種が出たものですが
ネット全盛のこの時代 地域ごとの特性が薄れてきたのは仕方ない事ですね

こういう木は 棚めぐりしないと出会えないのかもしれません














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アリノトリデ

2014年02月25日 | 野生ラン他
フィリピンのファームからやってきたアリノトリデ(Myrmecodia tuberosa)です
漢字で書けば 蟻の砦

御多分にもれず このおかしな肥大した基部の中にアリを住まわせています
内部は自らが細胞を腐らし 迷路のような中空状態を作り上げるようです

以前ご紹介のアリノスシダ レカノプテリスと同じような習性

南国の樹上で生活する着生植物で
現地ではマングローブによく付いているようです

この木は つい最近やってきたばかり
今回初めての栽培ですので 色々海外の文献を調べますと 
中空状態になったアリの通路の壁から養分を吸うと、、、
こんなのどうやって育てるの!!??
中でアリを育てフンをしてもらうか
注射器ででも水やりする?

てな事をやっている方はいないようで
普通の水やりで育っているようですので
今後どうなるかまた報告します

ただ面白いのは
この植物 アリを誘引する匂いか何かを持っているとも
こりゃ 夏場の楽しみが増えました
小型のアリを捕まえて近くに放す
アホの事をやってみましょう
もう家族には変人扱いされているので
恐いものなしです


3.5号鉢に水苔植え













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奄美 錦織芸

2014年02月24日 | 奄美
奄美の錦織芸です

実はこの木 ヤフオクで買った木
年に何回かは こんなお買得の とんでもない木が出てきます
棚に来られる蘭友の評価も上々

詐欺横行のヤフオクですので
写真と説明だけでは判断しにくいですが
そこは長年の経験と勘 
他 その出品者の他の出品物を見れば だいたい見抜けます

さてこの木
以前ご紹介の 虹の誉 とよく似た芸ですが
こちらの木の方が大型化しそうです
(実生兄弟かもしれませんが)

この木はルビー根も交えており
なかなかの逸品に出世しそう

御多分にもれず ルビーの伸びは遅いようですが
泥を交えた微妙な色合いの根は伸びがいいようです

最近 本家本元の錦織は 
覆輪に移行する木が多くなってきております

この木は まだ地味な柄行きで
とても覆輪に移行するとは思えないですが
いずれこの柄の特性として覆輪が出るかもしれません

派手な覆輪より
このような繊細な柄行きの方がいいのですが

















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