キバナノセッコク 虎

本年の最後は　今年一気にブレイクした
キバナノセッコク変わりのご紹介

九州は宮崎産のキバナノセッコクの虎斑牡丹芸

先週　九州から来たところで、まだ詳しい芸はわかりませんが

出芽が雪白に出て暗み　その後紺を乗せ
部分的に虎斑を残すと言う感じ

来作が楽しみです
たぶん新子は紅をさし雪白で上がってきそうな芸

この木　特筆すべきは
キバナでは珍しい飴矢

昔　山出しされた時は
飴矢の無地葉だったとか

飴矢無地葉の青葉笛芸のキバナも作っておりますが
その木は花変わり

この木も花に期待できます

昔々キバナに狂っていたとき　
この木によく似た芸の木を作ったことがありますが
今見るとまた斬新な感じが、、

最近キバナの変わりを色々集めてみましたが
ほとんどが太っとい葉のタイワンキバナの実生から出た散斑
もしくは石斛との交配のイセ

山取りされた斑入りや花変わりでも
山で石斛と自然交配したイセがほとんど

有識者に言わせますと
純血種は
花で見分けることができるそうです

純粋なキバナの変わりは大変貴重で
大事に増殖しないといけません

さて今年も　
この富貴蘭讃歌にお付き合いいただき
ありがとうございました

勝手気ままな事ばかり書いてきましたが
色々な方から　毎日見てるよと
お言葉を頂いたりし　勇気百倍

このようなブログに
少しでもお時間を費やしていただき
感謝しております

来年も出来る限り毎日更新し
好き勝手な事をと考えております
お付き合いの程よろしくお願いいたします

それでは最後になりましたが
皆様のご多幸ご健勝を祈念し
一年を締めくくりたいと思います

それでは よいお年をお迎えください

　　　　　　　　　富貴蘭讃歌　

大富貴

あれから８ヶ月

品種鑑定の難しい大富貴です

ほぼ青軸青根の大富貴ですが

よく似た芸に薩摩錦の一タイプがあります
このタイプの薩摩錦は大富貴と
ほぼ同じ雰囲気
おまけに根もほぼ青根
軸が少し濃く覆輪になりにくいのが
大富貴との違いかも

基本的な薩摩錦は
朝日殿芸で(月輪の黄色版のよう)
ルビー根の陽明殿を出しまくり
親はほとんど覆輪に移行し
現存数は極わずか

ブリッとした幅広の湾曲葉で
重量感満点で良い木なのですが
如何せん　伸びないルビー根の陽明殿子ばかり
増えない原因です

さてこの大富貴

親はお決まりの覆輪に
しかし子２本は
大富貴にすれば　縞の最上木
どこまでこのまま維持してくれるのでしょう

富貴の光

あれから５ヶ月

一頃の大人気も落ち着いてきたようです

今回の植え替えで横向けに出ていた行儀の悪い子を1本外し
種木へと

しかしこの木
棚のどこに置いていても
木姿で　すぐ富貴の光とわかる木

大型で葉重ねよく
凛とした半立葉
さらに清涼感溢れる青軸青根

人気のあるのもうなずけます

もうぼちぼち数があってもいい木なのですが
あまり見かけないのは
元紀州錦と言う生い立ちから
何処かに埋もれているのかもしれません

その紀州錦を探し当てても
ほとんどが青王錦だったり清和錦だったりで
上手くいかない物です

派手に出ると根下しが悪かったりしますし
やはり数が少ないのでしょう

佐須丸縞

あれから5ヶ月

バラバラにした佐須丸の親木です

今までに3本ほど青を出しましたが
年を取るにつれ縞の継続性は抜群に
今年出た2本の子もいい柄

すでに割った子も全て柄の子を産んでおります

一番いい柄の子はこの夏
欲しかった木の下取りに実幸園にだしてしまいましたが
まだ数鉢のこっておりますので
増殖中

本来の佐須丸の大きさにまでは
まだまだですが
随分貫禄が出てきました

これに佐須丸独特のピンク花が咲けば
豆葉縞の色花としで貴重な存在かも

あと2作もすればそろそろ花も見れるでしょうから
それまではせっせと子上げに勤しんでもらいます

北斗星

久しぶりに風邪をひいてしまいました
別にイブやクリスマスに
悪さをしたわけではないのですが、、、
（仏教ですしクリスマスは関係なし！）

日々の疲れと　自然と野生ランで言うところの
暴飲暴食が祟ったのでしょう
今朝は朝からユンケルを飲みまくり仕事をしております

というところで　いつものように仕事を適当にし
富貴蘭関係のブログを見ていると
さりげなく　とんでもないものを発見

おぉぉ～、やっぱり！
女性でこれを持つのは世界初でしょう！！！

さて
あれから６カ月

この寒い中　ゆったりですが成長しております
さすが奄美　年がら年中成長

ここで最低温度を10℃にでもしますと
すぐ新根が出始めます

奄美は奄美の作を考えた方が木にとっていいのかも

さてこの北斗星
最近は結構流通しているのを見かけるようになってきました
しかし芸はピンキリ
派手目が最高芸とは言いませんが
砂子斑ですので綺麗なのはたしか

やはり最高芸は
砂子覆輪の北斗冠に進化した木が一番でしょう

この木の子供には北斗冠の予備軍が付いておりますが
慎重に育てませんと、
北斗冠になると結構軟弱な木になるようです

実際最高芸　北斗冠で枯れてしまった木も有ると
聞きましたし
親に付けたまま当分様子見です