富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

八十宮覆輪

2012年08月31日 | 覆輪
あれから9カ月
元気いっぱいの八十宮です

覆輪と書いておりますが
完全覆輪でではありません
葉によって紺が葉先に抜けております

覆輪模様という事で

完全覆輪になると
斑の性質が変わりますので
うちの棚では ここまでガンガン成長しないはず

1本 上に来て完全覆輪になった八十宮があり
ご紹介しようと思いましたが
四方八方から根が入り乱れ
枠から出すのを挫折、、、


この八十宮 じっくり作れば超大型に育ちます
さすが九州産の木と言う感じ

この木も含め九州綾産と言われる木を
多々作っておりますが
何故か青軸青根が多いようです
見た目の青軸青根も含めて

不思議な産地です
















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羆 A フォトチャンネル

2012年08月30日 | 
羆Aの入棚から今までの成長記録を
まとめて画像アップしてみました

2010年の10月に入棚
その年は冬に向かうこともあり全く動かず
年末には最低温度0度を経験しております

2011年 実質一年目ですので
棚の環境にまだあっていない事もあり
ゆっくり年1枚くらいの葉繰り
春の新根も出ておりません 継根のみ
この一年が羆の幼木にとって一番大事な期間
上の動きが悪くても根をしっかり作ります

本年2012年 ようやく作がかかり始めました
といっても羆ですので普通の木よりは
葉繰りしません
年1,5枚くらい
まだ日は暗めで作っております
年内に後0.5枚くらい葉繰りしてくれれば
上出来です



さてそろそろ9月
猛暑で一休みしていた羆も
ゆっくり動き始めます

この9月から11月にかけての管理が
羆にとっては重要
冬に下葉をふるわせないためにも
根の充実を図ります

8月に上苔のみ取り外し根の確認
弱っちい羆ですので台苔はそのままで
極力木に負担を与えないようにします

根が出ている部分に 
水分過多にならない程度に
重点的に上苔を巻き直し
秋の乾燥に対応します

乾燥する時期に根を露出させておきますと
水分を発散し細い根になってしまいます

後はあの手この手とやりますが
たったこれだけの事でも
年内に関しては機嫌よくしてくれます

まあ手のかかる羆の幼木ですが
子供でも上げてくれた日にゃ
この煩わしさが一気に吹っ飛びますから










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錦松閣

2012年08月29日 | 豆葉縞
久しぶりの淀ノ松縞 錦松閣です

あれから10ケ月

一番子は競りに出し この子は2番子

親も一番子も片柄でしたので
あまり期待はしていなかったのですが
ようやくいい柄の子が取れました
元々1000円の木がよくここまでなったものです

この木 本領を発揮するのはこれからの季節

基本的にに後冴の木ですが
夏の終わりころから徐々にハゼ出し晩秋に極黄の縞で完成

その後 春から成長期にかけては柄が暗んでいきます
まあ 建国殿や羆覆輪の様な柄の移り変わり

まだまだこれからの木ですが
本来の淀ノ松の大きさになれば
見応えのある木になると思います














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西出変わり

2012年08月28日 | 覆輪
一年ぶりの西出変わりです

棚の片隅に放置されコケまみれ
たった一年で容姿が滅茶苦茶
一年前の写真と比べてください

これはもう割るしかありません

鉢数が増えるだけで困るのですが、、
オークションのやり方も知らないし
トホホです

この木 元は都鳥で購入した木
都鳥自体の芸をよく知りませんので
西出変わりとさせていただいております

こういうタイプの西出はうちではイマイチ上手くいきません
すぐ長葉を出したり 凝ってしまったり

西出に戻るよりましと思いますが
小型で木姿よくまとまりません

さて 温室を3階に移し約6年
最近、思う事は
ガラス温室よりポリカーボネイトや透明塩ビのほうが
木が締まり葉幅を引くような気が???

以前は一階のポリカーボの温室でしたが
3階の温室はガラス
日当たり、風通し共に
以前とは比べ物にならない位良好ですが
木が締まりません

違うのは湿度と天井素材だけ

よく解りませんが
素材の紫外線吸収量とかが違うのが原因かもしれません

よく締まり幅の引く作をされている棚を
見て回り研究してみます














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羆 A

2012年08月27日 | 
あれから2ヶ月

夏場に一休みしていた羆ですが
この残暑厳しい中 再び成長しだしました
植物は微妙に季節の先取りが出来るようです

この木は岡山の蘭遊園さんから2010年秋に購入
元は美咲園さんからの木

どちらかと言うとハゼがいいタイプのようですので

日の取り具合は慎重にしておりますが
それでもここまでハゼます

これ以上ハゼさすと
チ~ンって感じ

秋には建国羆とは逆に若干暗んできますが
それも木勢があっての話
勢いのない木はハゼっぱな

いったん弱ると春の新根も出ませんし
作に四苦八苦します

羆はいかに木勢をつけるかです
割り子で年に1,5枚の葉繰りが出来れば
上作でしょう

この木は購入以来2年で約2,5枚の葉繰り
根の弱い小さな割り子でしたので
まずまずかと思います

根もほぼ出来上がり棚にも慣れたと思いますので
来年から作がかかると思います

そろそろ子当りが出るように
今秋に御呪いでもしてみます













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