富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

羆 A

2011年12月31日 | 
いよいよ大晦日
あっという間の1年でした
今年は色々ありすぎました
来年こそいい年でありたいですね

さて2011年ラストは またまた羆です

去年の秋にやってきた羆
初めてのご紹介がちょうど去年の12月30日

購入した時期が晩秋で
さらに早割りのよわっちい木でしかも派手

作がかからず枯れるのではと思いましたが
何とかこの1年頑張って大きくなってくれました

一年で1枚強の葉繰り
作場の環境に慣れていない
この幼木でしかも羆 この成長具合は上出来

下葉も振るいませんでしたし
木もしっかりしてきました

たぶんうちに来るまで結構あちこち
持ち歩かれたはずですし(羆の宿命)

今年の作は上出来と言うよりほぼ完璧かと自己満足
まあ それなりの対応は一年間通じて致しましたが
この木自体の生命力の強さもあったのでしょう

来年はさらに作がかかると思います
来秋には当たりぐらいと、、、でもそれはまだ無理でしょう

さてさて2011年も今日でおしまい
今年もフウラン界の色々な方にお世話になりました
この拙いブログでも毎日200~300名の方にご覧いただいている様子
手抜きが出来なくなってしまいました

またあまり露骨な事を書くなとお叱りもいただきますが
勝手気ままな四方山話ですのでご容赦を
日本富貴蘭会、一人くらい武闘派がいてもいいでしょう

それでは皆様良いお年をお迎えください
皆様のお蘭様のご健勝をお祈りいたしております

今年1年ありがとうございました。

















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羆 C

2011年12月30日 | 
今年の10月にやってきた羆です

以前のご紹介通り暗所で作られていたためまだ爆ぜておりません

秋から冬にかけての2ヶ月ですが天葉が1㎝くらい伸びたようです
比較的根がしっかりしておりますので
成長は良さそうです


うちにきてハゼさせても良かったのですが一気にハゼさすと
ハゼが止まらなくなってしまいますので
元の棚と同じく暗所作り
まだ我慢です

来春木が動きだしてからもう少し明るめの場所に置きます

増殖を考えるとこれくらいのハゼの方がいいように思いますが
やはり羆
見てくれも大事かと


来年には誰が見ても羆とすぐ分かるような木に仕上げてみます


















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羆 D

2011年12月29日 | 
博打を打った羆です

と言うのも いい性をしているのに残念ながら根が有りません

この羆はお店に長くあったので結構有名で
10月に入荷以来 根が無い事も有り
葉を1枚2枚と振ったようです

お店に入荷当時から現在の推移と撮った携帯写真です この3枚目の状況でやってきました


ブログに載せるのはやめようと思ったのですが

というより九割がた枯れるのではないかと思い
枯れるところをブログで紹介するのもかっこ悪りいと

まぁこんな根のない羆がどうなっていくか
題材としては面白いのですが、、、

じつはこの木 羆Bと同時入荷の兄弟木
当時2鉢とも連れて帰ろうと思いましたが
根のない羆に大枚をはたく根性がなく
若干でも根のある子(羆B)だけ連れて帰りました

しかし当たり前のように売れ残ってる様子
葉も順調に振っておりますし?

このままではこの子はヤバい事に(園主は作れる?と自信満々でしたが)

そこで
このままでは間違いなく枯れるから
損切りして安く売れ売れ売れ!と
半ば脅迫ぎみに無理矢理強奪


さて連れて帰ったのはいいのですが、この子どうなりますやら

普通の木なら根がなくても何とでもする自信はありますが
如何せん葉っぱ2、5枚の瀕死の羆ちゃん 
ちょっとそこら辺の木とは訳が違います

うちに持ち帰り同時入荷兄弟の羆Bと比べますと
大きさが3倍ほど違います
入荷時は2鉢ともあまり変わらなかったのに

羆Bは動いてないと思いましたが水を上げ
たった3ヶ月で木全体が大きくなっていたようです
こんなことならあの時一緒に連れて帰ればよかったと後悔、、、

しかし弱った分安くなったと思えば、、、

枯れたら元も子もありませんが

本音はこの年末までお店で枯れずに売れ残っていれば 
博打を打ってやろう
打つならこの時期しかないと

と言うのも
ハウスを閉めきり湿度100%になり
さらに最低温度をかけるこのタイミング
なんとかなるのではと若干の勝算が

ギリギリのタイミングでした

でも博打を打つのには高過ぎたかも

自らの持っているフウラン栽培テクニックの
全てをつぎ込みますが

枯れるなら 枯れてしまえ 羆ちゃん
ってな感じで気楽にやります




























 


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羆 B

2011年12月28日 | 
今年の10月にやってきた羆
見た目 羆として一番わかりやすい木
 
根が弱い事や棚の環境にまだ合ってない事など
この2カ月ほとんど動いていない様子
天葉が数ミリのびたぐらい

ただよく水を上げたのか
木自体は一回り大きくなったようです

すでにうちにきて3ヶ月過ぎていますので
来春からは成長してくれるでしょう

しかしこのような早割の羆で新根を出させるのは至難の技
来年は羆Aと同じように継根だけでしょう














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建国殿羆 E

2011年12月27日 | 建国殿系
預かり物の建国殿羆

これがまた なかなかいい芸をしているので撮影
○○さん みんな元気に過ごしてますよ

このタイプの建国羆もよく羆で出回ります?
付けの上に腰斑が出るとこなんてそっくり
しかし反対側は軸まではぜてます

建国羆の腰斑は軸にまで及ぶものがほとんど、羆のように付けの上で止まりません
羆錦羆?タイプの建国殿羆にしても片側は付けの上で止まりますが
もう片側は付けの下まで

しかし幽霊タイプの建国殿羆は羆のように付けの上に腰斑を出すものもあります

何れにせよ建国殿羆には何パーターンもあり
ややこしいですが
そこが羆との境界をややこしくしてる元凶かもしれません

また建国殿羆の特徴として
腰斑のはぜが裏と表で違うのも一つ(と思う)
日の取り具合かとも思い
色々試しましたが やはり表裏ではぜ方が違うようです

羆は軸の裏表のはぜ方はほぼ同じと

決定打ではありませんが一つの見分け方かも



この建国羆1本あれば羆はいらないでしょう





表は羆っぽい腰斑の出方

裏は建国羆独特の軸まで及ぶ腰斑



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