緑仙晃

懐かしい宮崎産の緑仙晃です。

その昔　四日市にあった老舗蘭屋さんより購入。

渋い紺縞品種ですが長年作ってる間に縞が薄れてきました。
株立ちがいくつかありますので探せばいい柄があるかもしれませんが。
いい柄から順番に交換会に出したからかもしれません。

いわゆる物の本による処のベテラン好みの柄です。
大型の木ですが御簾影よりは趣があるかと。




葉幅も引きいい木姿に成ります


紺通しぎみの親木


割子


紺縞が走ります

吟風 矮化黄縞

　　　吟風が矮化した木の黄縞です。

最近、吟風は色々なタイプに変化し
趣味者を楽しませてくれておりますが

当棚の吟風ではこの木が一番面白いかと
あと　閃風　と名付けたとっておきもありますが
いずれご紹介させていただきます。

今、当棚にある吟風は
無地墨から　紺縞　白縞、黄縞、白散斑縞、総散斑、
あと矮化の黄縞　紺縞　虎と非常に多彩です。

この矮化タイプの木はすでに５鉢に株分けし
それぞれ矮化したままですので
固定していると思われます。
通常の吟風の四分の一位の大きさでおさまります。

矮化で墨を引いておりますので成長は極端に遅く
増えも悪く作の難しい木になってしまいました。


これから徐々に色んな吟風をアップしていきます。




この木は姫葉もまじえますが矮化木はほぼ立葉です


この木はあまり墨が多くありません


写真では白縞に見えますが黄縞です。

玉金剛白縞

　　実生の玉金剛雪白縞です。

子の木は買い主を求め韓国、日本を行き来し
可哀想に作落ちし倒れかけていた木です。

そういう事情で仲のいい蘭商に安く譲って頂いたのですが
安くといっても慈善事業ではありませんので
それなりの幅は取っておられるでしょうが。

桃山錦のように葉縁の白縞はしかまないというのも
購入を決定づけた一因です。
それに玉金剛縞は金剛宝を筆頭に
圧倒的に黄縞が多く白縞　特に雪白縞は貴重です。

数作しやっと木勢を取り戻しました。
片柄ですが気長に作れば1本くらいましな子が
でてくれるかもと期待しております。


自然と野生ランに購入間もないボロボロで
葉のたたんでいる時に恥ずかしながら載せていただきました。

紺性強く雪白縞とのコントラストは抜群です。
これから作をかけ木を大きくしていきたいものです。


写真より強い紺性です

下葉2枚は作落ち当時のままですのでたたんでおります

片柄から脱却？

黄玉殿

今年の横浜大会のセリで手に入れた黄玉殿です。

今までなかなかいい木に巡り合えず初めての入手です。

荷主は関東の大棚で信用できる人でしたので
希望金額一発でセリ落としました。
やはり交換会では荷主の顔で決めませんと
リスクが付いてまわります。

派手木が多い黄玉殿の中で最高の紺の乗りと思います。
根もしっかりしており今年の酷暑も乗り越えてくれました。

子には紺がまだ乗っておりませんがそこは御愛嬌。
黄玉殿に多くを望むのは酷というもの。

富貴殿、満月によく似た品種ですが根が黄緑と絶対的な
相違点があります。
また栽培して解ったのですが天の柄行きも
両種とは若干違うようです。

子が割れるのは何年先の事やら。



今年の酷暑で下葉2枚振いましたが元気です


また当りが確認できます


天葉の上がりは富貴殿とは違うような

花日輪

　　今年手に入れた花日輪です。

花がすごいという触れ込みで連絡があり購入。
あまり花物は好きでないので豆葉の花物のみ育てております。

どうやら翠扇のような梅弁花らしいです。

花時期ではないですがいい木姿ですので御紹介。

花芽が付いているようですので来年が
楽しみです。


1番子は割れましたが鉢数手一杯の為ヤメ　花芽がついてます


今年いきなり日を取りすぎたため下葉が黄ばんでおります


花芽？子芽でしょう。　だいたい風蘭は上から5枚目に花芽をつけます