富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

翔鳳

2011年01月31日 | 奄美
奄美の実生、白縞の翔鳳です。

奄美の実生縞も沢山作出され、中には特徴を持った桃山みたいに素晴らしい木もありますが
如何せん種類が多すぎて品種の確定が難しいようです。
大型の人気品種ですが もはや只の縞だけでは一流品種として通用しないのかも。
墨などのもう一芸が加わらないと駄目なのでしょうか?

まるで昔々、富岳が出始めの頃、色々なタイプが様々な名で業界を賑わせた時期とよく似た気がします。
富岳とは木の質が違いますので同じような末路にはならないと思いますが
過ぎたるは及ばざるがごとしで適度な数で収まるのを切望するばかりです。

すでにあっという間に奄美は縞から覆輪の時代に突入しておりますので
この移り変わりの早さにはついていけそうにありません。

この木も白縞のいい木ですが、それだけで、いいアマミだね、と言われて終わりの木です。
もはや実生奄美は覆輪くらいしか注目されないのでしょうか?



数本子供を外しておりますがいい柄の子は産んでおりません

大型でいい木なのですが、、、





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玉金剛萌黄覆輪

2011年01月30日 | 豆葉縞
  多分実生からでた玉金剛萌黄覆輪です。

韓国から初来日した時に、いの一番で購入。
成木での来日でしたので順調に作をかけておりましたが
今年は、はぜさそうと欲が出て日の取りすぎにより下葉を振わせました。
作り直しです。

しかし昨年の夏は異常な暑さでしたのでド派手な幽霊ぽい木は結構痛めました。
派手木でも日々しっかり根を作っていれば問題ないと思われますが、、
今年は真面目に作に励むつもりです。

実は鉢数が多いため昨年10月より春に向けての植え替えをスタートしております。
今回は鉢も全部新品に総入れ替えです。
やはりいくら漂泊し再生しましても何作か使用しますと
渇きが悪くなり作に影響しますので。

この使用済みの1000個以上の鉢は捨てるにも手間がかかるし
置場の問題もあり無理を言って全部業者さん行き。

この木は子供にも柄が継承しておりますし
増えもいいようですのでなかなか優秀な素材と思います。
萌黄覆輪ですので写真で見るより実物をって木です。
すでに名も付けて頂いてるかも知れません。












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宮崎豆葉

2011年01月29日 | 青物
   青軸青根の宮崎産小型豆葉です。

小型でまとまり清楚な木姿で
舞鶴を青軸にしたような木です。

噂によるとこの木の縞があるとの事です。
どの程度の縞かわかりませんが
この木姿で白縞でも流した時にはそらもう大変なことに。

お気に入りの一鉢ですので
清涼感のあるいい名前を付けてあげたいものです。

いつも思う事ですが富貴蘭の命名とは本当に難しいものです

某オークションを見ておりますと物はさて置き、
まあよく色々な名前が思いつくと
つくづく感心しております。


話は変わりますが、富貴蘭の名前で
ざっと生き物関係を見ましても

動物
    羆、鹿、虎、狸、豹、鯨、鯱、一角、蟹、亀、龍、麒麟、獅子、天狗

    孔雀、雀、燕、矮鶏、鷲、鷹、赤翡翠、鶺鴒、鶴、鸚鵡、千鳥、隼、白鳥、

    鈴虫、轡虫、蝶、甲虫、松虫、蟷螂、蝉、蛍、
    などなど。

なぜ魚は皆無なのでしょう?
陸のものではないからでしょうか、有っても珊瑚と真珠くらい

鯛丸や平目錦、金魚殿、鮒覆輪、鯖の縞、蛸の舞、、、、
やっぱりおかしいですね。

と言うのもこの木の名で
キラキラと躍動する
若鮎などと思いついたもので。




付けは波








葉は舟底型で舞鶴のよう



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円空

2011年01月28日 | 青物
  豆葉実生の変化種 円空 です。

確か出たては青真珠実生の変わりとか聞きましたが
定かではありません。

棚で並んでいるところを見ればただの小さな実生豆葉で存在感は皆無。
がしかし
写真でアップで見るとその付けなしが際立ち存在感は抜群。

豆葉の付けなしは珍しいのにスターにはなれなかった品種です。



付けなしって何か気色悪い




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緑彩宝

2011年01月27日 | 豆葉縞
   新規登録の緑宝の縞 緑彩宝です。

緑宝の縞が出た時は珍しく飛び付かず難を逃れました。
ビン出し直後の爪楊枝みたいな小さい木だったことと
あまりに高価でしたので。
買わずに正解。
木自体に何の罪もありませんが。

この木もだいぶ大きくなってきました。
本芸の緑宝の大きさまであと一歩です。

何本かいい子が出、株立ちを目指していましたが
酔っ払って植えかえしている時に何故か
無性に割りたくなり割ってしまいました。

このパターンで紅孔雀の十数本立ちもバラバラに。
後悔先に立たずです。

最近は飲んだ後、温室に入るのをやめました。





最上柄です



一番子です。いい柄を継承しております。




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