九州山出し

あれから4カ月

秋も深まり　濃い黄色にはぜてきました

鉢を開けてみると
少々根が傷んでおり　悪い根をすべて切り取り殺虫殺菌

国産水苔を使い　強光下で作ると
２００鉢に一つくらいこういう根腐り症状が発生します
木の動きなど見ていれば　苔の中で根が腐り始めているのがすぐわかりますが
鉢数が多いとどうしても　見落としが、、

有機肥料をやることによる台苔の腐葉土化が原因
台が腐葉土化することにより　抜群に成長しますが
もろ刃の刃で　一つ間違えば雑菌の温床に
特に夏場の高温時には注意が必要

ひどい時はあっという間に一気に
根元から根全てが腐るときがあります
質の悪い　ごみの混じった国産水苔は要注意です

定期的に木酢でもかていれば解決する問題とは思いますが
如何せん横着なもので、、、。

大波青海縞

あれから８ヶ月

親を出し子供を残しました
と言うよりこの子を嫁に出そうと思ったのですが

割るときに根をぶち切ってしまい　根１本に
これでは嫁に出すこともできず親を出した次第です

しかし強い木です
あっという間に新根を数本だし
おまけに子も２本新たに
相当頑丈な性格のようです

まあ豆葉縞と言うより、
普通の縞物の肉厚な木という感じですので　
神経質に作る木ではないのでしょう

この大波の縞も数タイプ出ております
先日四国で見た西出芸は真鶴もだし
なかなかの一品でした

豆葉縞はどこまで増えていくのでしょう
隠れた次世代のスターが目白押しです

佐須丸縞

あれから５カ月

株全体的に大きくなったよう
最近では青子も出さず柄の子のみ　派手は出しましたが

この佐須丸　柄抜けの青からよく柄を出したり
子に柄が出たりします

豆葉縞の柄抜け青は
それぞれに特徴があり
よく柄を出す物から全く出さない物まで色々
同じ縞にみえても
それぞれの性質、斑の構造などが違うのでしょう

うちの棚は豆葉縞の柄抜けのみ
まとめて置いてある場所があります
なかなかそこの場所には入り込めない奥まった場所で
ホースで水をジャブジャブかけるだけ
２ヵ月に１回くらい中腰になって入り込み
一鉢一鉢　柄が出ていないかチェックが楽しみで

今年は　佐須丸青と千載青、金剛宝青より
柄の子を発見、緑宝の青は天に柄が
柄抜け青は　親に柄が戻るより
柄の子が出る確率の方が高いようです

肉厚の豆葉ですし
潜在的に柄があり　肉眼で見えないだけかもしれません

白麗

先日の四国の秋季交換会で手に入れた白麗
これ白麗？と言うような派手で面白そうな木です

今までに　こんな綺麗にはぜている白麗は見た事がなかったので入手

それなりに大きく葉幅も引いておりますので
まるで吟風の超派手木みたいです

白麗は吟風と共にバリエーションが豊富で
かなりの変化種がありますので沢山作っていますが
これでまた一つ白麗のコレクションが増えました

今回の四国の交換会で買ったのは
この白麗と大富貴のみ　後は手持ちを大安売りしただけ
本当は欲しい木もあったのですが
隣に座られている　戯れる日々さんが先に声をかけられ
気の弱い私は　その上をかぶせることができず、、、

まあ１泊２日の強行軍で四国を一周しましたので
それなりの収穫はありましたが、、、。

山出し縞

この株も株立ちまみれの中にいた木
バラバラに割り
また１０鉢近く鉢数が増えてしまいました

この木は九州産の祥風と言う名で購入した木
後冴えのほとんど青軸青根

その後　某大棚より
これが九州産の祥風と言う木を入手
木姿は　全く違い　肉厚の姫葉でまさしく九州産といった感じ
昔　園芸マニア誌で見たのはこちらかな、、、

青軸青根で後冴えの芸は両種同じ
この世界　同名異種はよくある事

まあ　どちらが祥風でも
両種　明らかな山出しですので楽しめます

また次回　別の祥風をご紹介します


この木も随分増えました
入手当時は　地味を多く出してましたが
その後　派手な子も出すようになり
最近では　覆輪まで出してます

沢山ある割には上柄がありません

家では　この株についている子供が一番の上柄です