離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

あなたの不安はどれですか?

2012-01-17 06:54:56 | 日記
離婚したとき、

あなたを襲う不安はたくさんあるでしょうね。

そして、1000回以上も自分に問いかけていることでしょう。

・これから先どうすす?

・もうひとりでは生きていけない。

・子どもとはもう会えないではないか。

・どうしてこんなことになったのか。

・新しいパートナーなんて、もうみつからない。

・自分はそんなに価値がないのだろうか。

・もう人を信じることなんてできない。

・会社で何といおう、友達に何と言おう。

・世間の目が怖い。恥ずかしい。

・もう二度とあの楽しい時間がもてないのだ。

・もう絶望的だ。何の希望もない。死にたい。

・生活費や、この住宅ローンはどうすればいいのだ。

・ひとりで老いていくことなど怖くて仕方ない。

おそらく、無限な数の不安があるでしょう。

そして、その不安を感じている自分が

もっと頼りなく、不安になるでしょう。

でもね、

それって普通の反応なんですよ。

誰でもそうです。

少なくとも、自己逃避していない、心が健全な人は。

TVで芸能人の離婚報道なんかしていても

結果しか報道しないし、皆、TVでその後も活動しているから

ケロっとしているのかと思うかもしれないが、

そんなことはない。

誰でも不安だし、心に傷を負う。

そこで、問題なのは、

不安を避けようとすること!

不安を避けようとすると、余計に不安になるんです。

つまりそこに意識が集中してしまうし、

不安が不安を呼ぶ。

これを克服するには、不安というのは自然の感情として

受け入れること。

自分は不安ではない!!などと感情を否定して抑圧しないこと。

素直に、今、自分は不安なのだと言えばいい。そうなんだから。

あってはならないものではなく、自然に起こるものだと知ること。

不安を書きだしてみるのもいいでしょう。

心にあるものを、一度外に出して眺めてみる。

これを心理療法では、「外在化」と言います。

そうしてみると、客観的、俯瞰的(ふかんてき)な視点で

不安の中身がわかり、より感情を整理しやすくなります。

そして最終的には、

不安の感情を味わう必要もあるでしょう。

味わったうえで、まあ、それでも自分は生きているなあとか、

でも、ご飯はおいしいなとか、

最低限、仕事はあるから、食べてはいけるなぁとか、

話を聞いてくれる友人はいるのだ、

などと、少しずつ自分にも恵まれている点があるのだと

気付けるようになる。

ちょっと厳しい言い方ですけれど、

不安から逃げてはいけない。逃げれば、相手と同じです。

不安から逃げる人生は、そのときは良いけれど

実りある人生にはなりません。これは断言します。

今、あなたは辛くて当然、悲しくて当然です。

そして不安があって普通です。

その自然の心の流れをふつうにやり過ごすことが大切です。

逃げるのではなくてね。