離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

離婚で失うものとは

2012-01-26 20:49:03 | 日記
今日のニュースで

あのデミムーアさんが心労で入院とありました。

先日、離婚されたばかりですね。

そう、それくらい辛いものです。

もちろん、DV,その他被害にあって

そこから逃れる場合には当てはまりませんが。

伴侶を失うだけでなく、

男性であれば子供とも会えなくなる可能性も高いですね。

それはあなただけでなく、ご両親にとっても同じことを意味しますよね。

孫と会えない。

さらに、恋人として付き合い、

想い出を作り、将来を語り、夢見て、そして結婚する。

だから離婚したときに失うものはそのすべて。

過去の楽しかった想い出は

思い出したくもなくなり、

正確には思い出すとやりきれないので、

抑圧して考えないようにするというのが正確でしょう。

そして、語り合った将来は消え去り、

共に購入した家具や、雑貨、当然写真もすべてが

見たくない、思い出したくないものに変わる。

そして一番大きなダメージは、

人生を、人を信じるということに

多かれ少なかれ疑問をもつようになるということ。

これをダメージととらえるか、転機ととらえられるかが

大きな違いにもなりますが、このことはまた後日お話します。

そして、さらに大きなダメージは

自己価値観が大きく低下してしまうということ。

少なくとも、伴侶がいたときのあなたは、

あなたを必要とし、価値を認めてくれていた人がいた。

少なくとも、恋人のときはそうであった。

何か、まるで必要とされないかのような錯覚さえ覚えるのだ。

きっとそんなあなたにとって、

どんな言葉も、考えも受け入れる余裕などない。

ただそれでいいのである。

それが普通なのだ。

もし、今、仕事に行けているのなら、すばらしい。

もし、外出できているなら、すばらしい。

食事したり、パソコンでも、読書でも、なんでも

少なくとも、何かできているということがすばらしいし。

あなたは、正常だ。

こればかりは、もうやりすごすしかない。

どんな高尚なスキルもテクニックも、用を成さない。

鬱で寝込んでいないなら、それだけで、完全にすばらしいのである。

もちろん、すでに寝込んでいるなら、今すぐに精神科に行ってほしい。

風邪をひいたら、医者で薬をもらうであろう?

薬で治るわけではないが、寝れないのなら、飲んでもいい。

心だって、同じだから、何も心配はいらない。

以前にも書いたように、

離婚は、れっきとした喪失体験であり、

死別と比べて、楽だ、大したことないなどという代物ではない。

だから今のあなたの状況は、正常な反応であり、

あせることも、あわてることもない、

立ち直りへの道筋はすでに、何千という人たちが通った。

だから安心して、やりすごそう。
コメント (2)
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