びまん性脱毛症と思える女性の薄毛のご相談者がいらっしゃいました。びまん性脱毛症って何なんでしょうね？

女性の薄毛に多いびまん性脱毛症

女性の薄毛を治すのは、さほど難しくはありません。これは、普通に薄いだけで、心身に問題を抱えていない場合に限られます。

ところが、毛が薄くなる女性の場合、心身に問題を抱えていることが多く、ここを考慮したケアを積み重ねないと毛が育ち続けるようにはならないのです。

先日、久しぶりに「びまん性脱毛症だろうな？」と思われる方がご相談にいらっしゃいました。びまん性とは、あちらこちらと毛が抜けて、その後に生え変わってこないので、抜けた後が小さい穴が開いているよう見える薄毛です。

普通の薄毛のように、段階を経ることなく太い毛が抜け本数が減るので、厄介と言えば厄介な薄毛の症状です。

このようにびまん的に抜けて、穴あきになり本数が減るような薄毛は、心身に問題を抱えていることが多く、たいていの場合慢性的に強い冷えを訴えられます。

人間の体は冷えないのが正常なので、この強い冷えが何から来ているのかを探り、それに対処するケアを併用しないと、毛が生育し続けるようにはなりません。

女性の性としての感性が薄毛を治しにくくしている

常々、心身に問題のない女性の場合は、薄毛を治すのは簡単だと訴えていました。今もこの考えは変わりません。

ところが、男性には理解しがたい女性の性としての特徴的な感性があり、これが育毛を阻害してしまうのです。それは、「使用前→使用後」のような見違えるように綺麗になることを強く望むことです。

薄毛になる可能性があろうがなかろうが、このような効果を第一優先順位に望むのです。世間にあふれるヘアケアや美容室の広告やＣＭを見渡して下さい。女性をターゲットにしたものの内容は、「使用前→使用後」のような見違えるように綺麗になることを訴えているのが分かるはずです。

でも、このようなヘアケアって毛の生育を悪くし続けるものが、１００％に近いものばかりなので、これらをある程度外しながらケアを積み重ねれば、女性の薄毛は治しやすいのです。

これが、普通の女性の薄毛の場合です。

時間はかかる。心身に問題がある場合は、もっと長引くこともある

女性の薄毛は上述のように治しやすいのですが、毛は生まれ変わりのサイクルに応じて回復するので、男性に比べて時間がかかるのです。この時間がかかることも、女性の性としての感性が受け付けにくい原因になっているようですね。

今回ご相談にいらっしゃった女性は、まだびまん性の脱毛症で、問題点も助言していません。次回じっくりと助言しようと思っていますが、時間がかかることを理解してくれるでしょうか？ちょっと自信がありません。