育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



抜け毛の中に細い毛が混じる

先週ご相談にいらっしゃった方の話です。この男性、とても毛が多くて全く薄くなっていないのにも関わらずご相談にいらっしゃいました。

まぁ、費用を頂くわけですから別に良いのですけどね。

そのご相談内容とは「生え際がM字に角ばってきている。ネットで調べていたら、抜け毛の中に細い毛があると危ないと書いていた。月に1回シャンプー時の抜け毛を全て集めて、抜けている本数と細い毛の本数を調べた。120本くらい抜けていて、細い毛は4割くらいだった。」
と聞けば、普通の人は「それだと危険!」と判断するでしょう。

ネットで調べても、それだけの本数が抜けていて、細い毛が抜けていると危ない!と書いているものばかりだったそうです。

私が、その男性にお聞きしたのは、「で、抜け毛の本数を調べるのはいつからやっているの?」でした。
すると、その男性は「1年くらい前から月に1回数えている」とおっしゃっていました。

もう一つお聞きしました。これが一番大事な質問です。
「では、その抜け毛の本数と細い毛の割合って、どうのような変遷を辿っているか?分かりますか?」
とお聞きしました。

すると、その男性の答えは、「抜け毛の本数はあまり変わっていないし、細い毛の割合もほとんど変化はしていません。」でした。

これって、どういうことかお分かりでしょうか?
生え際は変化しているだけで、薄毛は進行していないと言うことなのです。

抜け毛の本数なんて個人差があるし、細い毛なんて誰でも抜ける

毛の総本数が多ければ多いほど、抜け毛の本数も多いのです。毛の総本数が少ない人ほど、抜け毛の本数は少ないのです。

毛の総本数や1本1本の毛の寿命なんて、個人差があるのですから、シャンプー時に抜ける総本数なんて60本70本くらいから150本前後まで大きく差があります。

細い毛の割合も同じです。
人は機械やロボットじゃなのですから、細い毛の割合の少ない人もいれば、多めの人もいます。
「絶対にこうでなければならない」抜け毛の本数は細い毛の割合なんてありません。

全て人さまざまなのです。

これを画一的に言ってしまう人は、何も現実や現場を知らない頭でっかちの知識だけの人です。
サッカーのルールや戦術に詳しいとか野球のルールや理論に詳しいけど、実際にボールを蹴らしたり、バットで打たせたり、走らせたりしたら、からっきし何もできない人と同じです。

ネット上の情報には、こんな知識だけの情報が多いので、注意した方が良いですよ!とこの男性に助言しておきました。
Pointは「どこの、誰で、何をしている人の発言か、記述か、が分からない情報は、信じるのに値しません」です。

そして、そんな情報だけの人は、自分には現実の情報源がないのですから、どこかから情報を探してきているはずです。どこの誰で何をしている人か分からない時は、「このサイトに記述している情報は、どこで調べたのか?」を問い合わせてみると良いと思いますね。

女性のご相談者でこんな相談があった

同じように抜け毛の相談で、次のようなものがありました。女性のご相談者です。
「ネットで抜け毛について調べていたら、細いくて短い毛が抜けていると危ない、と書かれていた。今現在細くて短い毛が抜けているが大丈夫でしょうか?」と言うもの。

当然、この女性の方が見たサイトは、どこの誰が運営しているのか不明でした。

私は、次のように質問しました。
「それで、いつ頃から悩んでいるのですか?」

その女性曰く
「3年前から悩んでいて、細くて短い毛がずっと抜けているのです。」


「3年前から細くて短い毛が抜けていて、薄毛は進行しているのですか」

その女性曰く
「いえいえ、3年前と今とでは全く毛の量は変わっていません」


「それじゃ、細くて短い毛の割合も変わっていないでしょう?」

その女性曰く
「そうです。全く変化していません。」


「だったら、心配することはないと思いますよ。」

で、やり取りは終わりました。

ネットの情報を簡単に信用する人が多過ぎます。現代のように、ネットを使えば誰でも簡単に情報発信できるようになってくると、情報の発信元から伝言ゲームのように情報が一人歩きします。

私が、初めてメールマガジンを出した時(1999年~2000年頃)
「皮脂を取るようなシャンプー法を採ってはいけない、毛を無くす」と言うようなことを書いたことがあります。

すると、どこの誰か分からない人から電話があり(名前を名乗らないのです。失礼極まりないですよね。)、「頭を洗っては駄目なんですか?」とおっしゃるのです。

私は「そうではなく、皮脂を取るようなシャンプー法を採ってはいけないのですよ。」とお答えしましたが、ご理解頂けないようでした。

これ以降、「洗髪をしてはいけない」と言うような情報だけが独り歩きをしています。

情報の本当の発信元に辿りつかないと本当のことが分からないのです。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (タカハシ ヒチロー)
2022-07-13 19:23:28
初めまして。髙橋と申します。

私も細い毛が抜ける事と、以前に比べ髪質が柔らかくなったことに悩んだいます。
ただ、10年以上から細い怪我抜けていますが、薄毛といえるほど信仰はしていません。
それでも、髪をかき分けると、細い短いと毛がたくさん生えていて、これを見ると不安になってしまいます。
誰でも細い短い毛がたくさん生えているのが普通でしょうか?それとも、専門の医者に診てもらった方がいいでしょうか?
ご教授頂ければ幸いです。何卒、よろしくお願い申し上げます。
 
 
 
専門医は薬です (育毛の道案内人山田)
2022-07-14 14:09:57
医療はお悩みなら「薬を出しておきますよ」で終わりのようですね。特に見た目の問題なければ何もしないと思います。
年齢が不明で何が問題のか不明なので、良いのか悪いのかの判断ができかねます。お悩みなら、弊社にご相談下さい。
 
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