80ばあちゃんの戯言

聞いてほしくて

お弁当

2009-04-01 15:27:30 | 日記
最近いろいろな方のお弁当を拝見させていただいて、おいしそうだし、綺麗で豪華で全く言うことなしって感じがします。ある意味では、こういうお弁当を作っておられる方がこれだけたくさんあるのは、まだ日本も大丈夫かなあなんて気がしますが・・?  やっぱり愛情に包まれて育ってこそ、健全な人間が育つと思うのです。
 今、私は、女学校の頃のお弁当をの話を聞いていただきたくて、コンピューターの前に坐りました。
 私たちは女学校三年の時の6月末、海軍航空技術省支廠というところへ学徒動員で行くことになり、寮に入れられました。確か二週間ぐらいたったある土曜日初めて帰宅することを許されたのです。
 その時、寮からお弁当が支給されました。大麦の押し麦にしたもの、小麦、大豆の油をとった滓をつぶして乾燥させたもの、とうもろこしの乾燥して砕いたもの、サツマイモを千切りにして干したものに、ほんの少々お米が入っているというご飯に、おかずと言えば、沢庵の半分に切ったもの4切れだけ。
家に持ち帰って、母にお弁当を持たせてもらったと言ってアルミのお弁当箱をあけて見せたところ、スカスカに入れてあったご飯は片側によってしまって空間が半分できていました。母は ”育ち盛りの子供にこんなものしか食べさせてくれないなんて" と泣いていましたっけ。
 次回は友誼商店での買い物