土曜日、久しぶりに息子とまる一日親子デートを愉しみました。
地元嬉野市の名所旧跡と自然をグルリと見て回ったのでした。
といっても、山の景色を愉しむのが多かったような・・・・・。
その昔フォーク・クルセダーズの「青年は荒野をめざす」という歌がありましたね。
もうすぐ夜明けだ 出発の時が来た という歌詞が思い出される
夕方近くに行った広川原キャンプ場は夏も過ぎ去り「ひっそり閑」としている。
ススキもポニーテールのようになって、いつしか晩秋の様相なんである。
季節の移ろいは、貴婦人のお色直しにより先導されるのでしょうか。
実は、息子は今、「就職活動」という人生上の大転機を迎えているのです。
郷土に残って働きたいと願っているようで、親としては嬉しい限りなのですが・・・。
車中では「厳しい今の世の中」というものの話をたっぷりと交わして、父と子らしい平凡ながら豊潤な一日を過ごしました。
塩田町の和泉式部公園から吉浦神社へ参詣、それから大野原に登り、吉田に降りて吉田まんぞく館で野菜を買い、轟の滝、瑞光寺の大楠を見て回りました。
大正屋さんの四季の湯に浸かり、夕食は嬉野町「よこ長」で温泉湯豆腐定食を食べて、締めて1520円の豪華ツアーでした。
彼のこれからの「人生の窓」がどう拓けていくのか・・・えらそうに云っていても、無事に就職して、日々平穏に、元気に、なるべく苦労しないようにと・・・。
そして出来れば窓は大きく開け放たれてくれればいいと・・・。
息子の前では、節操もなく、まったくもってフツーの「親バカ」になってしまう私なんであります。
親はいくつになっても心配する。されるものです。
親を踏み台にどこまでも高く飛んで欲しいものですね。
そう言えば息子さんって一番下の?? 優しい息子さんですよね~。
さらにはとてもストレートな男でもあります。
真面目さが取り柄ですが、その分柔軟性がないともいえ、逆に心配する点でもあります。
しかし、やはり可愛いのは親ばかのなせる業
彼の幸せを願うばかりです。
反面教師・・・嫌な呼び方ですが、自分が人間として育つ上では絶対的に必要なものかも知れない。「できるだけマイナス面は見ない方が良い」って意見もありますが、対比の為には極悪とも言える悪いモノも見ないと駄目かも知れませんね。
総ての起こる出来事、森羅万象が必然であり、無駄なものは一切ない、人さまのご縁もまさにそうですね。子供から育てられている私です。