平成14年7月にこの世に生を受けて、その年の9月に我が家にやってきたパートナーの愛犬LEON
心臓弁膜症を患い、呼吸困難でのた打ち回った危機を脱したと思ったら、
今度はヘルニアの麻痺で左足が不自由になったのも、半月ほどで自然治癒力で克服
そう思ったのも束の間、今度は精巣癌に侵され、手術で除去してしばらくは平穏な日々が続いていた。
ほんの先週の金曜日の朝までは・・・・
金曜日の夜から食事が半分に減り、
土曜日からは何も食べなくなってしまい、動物病院へ連れて行くと腸炎の疑いありということで、お薬を処方して貰うものの
熱が下がらず日曜日には寝たきり状態に陥ってしまった。
オマケに夜中に三回も吐いて、最後は胃液に混じって血まで吐いていた。
こりゃー大変とばかりに、今日一番にまた動物病院へ検査に出向く。
膵臓の異常を示す数値が高く出ていて、レントゲンに白いボールのような陰が写っていて、腫瘍のようだとの診たてだった。
徹底した検査をお願いすると今度はエコー検査ということに
結果はやはり腫瘍だということであった。
と、とんでもないことである。
しかも幅6センチにも達しているというのだ。
油断していた訳ではないが、精巣癌の摘出手術の後は比較的元気であったので、時折病院で検査をする程度にしていた。
土曜日から何の食事も摂れず、いつも横になって寝ている状態なので、このままでは死んでしまうのを待っているようなものだ。
とりあえず、出来ることを全部やろうと決心した。
動物病院のドクターの勧めで、腫瘍の存在場所を突き止めてから本格的治療を行おうと言う方針
老犬で心臓弁膜症を持っているので、摘出手術はもう、無理だろうが、それでも黙って見過ごすことなど絶対に出来ない。
姿・形こそ違えど、立派な家族そのものなのだ。
私の一人暮らしを13年間も癒し支えてくれた恩人でなく、恩犬なんである。
MRIは山口大学の動物医療センターまで遠出しなければならないが、レオンのためなら火の中、水の中である。
そして今日はある種の覚悟を決めた。
別れという日の来ることを。
その時に狼狽して取り乱すことの無いよう覚悟を決めた。
何せ家中のそこかしこ、庭中のそこかしこに彼の面影が溢れている我が家なんである。
居なくなったら気が狂うに違いない。
そうならないための覚悟、これは辛い覚悟であるが、
その日が極めて近いという覚悟
奇跡がレオンの上に舞い降りることを祈るのみの、無力な私
こんな飼い主でごめんね。
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