私には二人の「おとうと」がおります。
おりましたと云わねばなりませんが・・・・・・。
一番下の弟が今日黄泉の国へ旅立ちました。
まだ49歳の早すぎる死であります。
実は11歳年の離れた、腹違いのおとうとでしたが、
彼なりに天寿をまっとうしたのでした。
母親の看病疲れもあったのですが、頑固で聞き分けの無い弟でありましたが、最期は実に可哀想な死でありました。
兄として無念そのものであります。
あまりの衰弱ぶりに心配する私とすぐ下の次男を他所に、
「大丈夫、俺もバカじゃなかけん、死ぬときは兄ちゃんに(介護ば)頼むさ。」
まだ胃も腸も心臓も何にも悪いところはなかけん、大丈夫と云い放ったのがほんの二週間前でした。
青天の霹靂とはこのこと・・・・・・・。
拒食症による衰弱死でありました。
カレン・カーペンターの最期が頭の中を駆け回っていましたが、まさかこんなに早く、私よりも先にバイバイするなんて・・・・。
今はただ、三男坊の冥福を祈るのみであります。
人知れず難所の花は咲きつつも あろうことかし夜露の果てなん
おとうとの血脈あらば朝夕に わが祈りは父に届かず
天命は儚き朝の露草の しとどに濡れたる夢の彼方に
不肖の兄貴より謹んで 合掌
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