絶海の孤島の荒磯の上での一泊二日の釣行から帰ってきました。
不眠不休の過酷な磯釣りでありました。
不眠不休というよりかは、一晩中雨が降って寝れなかったのでした。
そんなへビィな環境にどうして出かけていくのでしょう。
昨夜は雨にただ濡れながらそのことを考えていました。
大切な公演に夢中の妻に集中させてあげたいとの思いも心の片隅にあったのでしたが・・・・。
白波が怒涛のように砕け散る荒磯の上は、覚悟の上ですから何ともないのですが、一晩中雨ざらしというのは、ちょっとどころではなく辛い。
武雄温泉が大好きな同礁の仲間は・・・しきりに
「こんな雨の日は温泉にゆっくりと浸かって、帰りに綺麗なお姐さんのお店で、一杯呑んでおればヨカとに・・・・・。」
と、降りしきる雨に向って、なんども何度も悔やんでおりました。
それは私とて同じ思いだったのですが、自然のこと、釣り大会という性格上、仕方が無いと諦めつつ長い夜を過ごしました。
若い頃は雪の中を磯で過ごしたこともありますが、いくら寒くても、好きなことをやってる手前、それは自分の責任の上のことと諦めていて、
寧ろ雪の中の釣りの風情を愉しむ
つまりは自然と同化することが出来たように思います。
が、しかし、
歳を重ねると、やはり辛いものは辛い
一晩中、ただ、雨に打たれるがまま、
着ているものはすべて水が沁みてしまい、パンツの中まで・・・・
そんな一夜を明かしたのでした。
磯釣りをやらないお方からすれば、はっきりバカです。
それでも磯には未知の世界との遭遇という、とてつもないロマンがあるのですね。
見えない海の中のことをあれこれ思いを巡らして、自分なりの戦略を組み立てて
自分の仕掛け、持参のタックルで攻めるという、男の狩猟本能を呼び覚ます大いなる愉しみがあるのです。
これは男にとっての資質としては、必須条件だと思うのですね。
2日正午に平戸のあじか磯釣りセンターを出発、
「Sea Wing」という高速船で上五島を目指しました。
因みにこの船の名前は二十年以上も前にこの船が竣工する時に、私が付けたのでありました。
一時間半で美良島のヘリコプターという瀬に上礁りました。
石鯛狙いの2投目に、とてつもない竿引きのアタリがあり、ファイト
何度も竿をのされるような危機を凌ぎ釣り上げたのは、4.5キロのフエフキ鯛でした。
その後も続けてとてつもない大物が・・・・・
それらのことについては、明日にでもゆっくりとお話しましょう。
とにかく寝てないのと、疲れているのとで、瞼が重い。
今夜はとりあえず体の電気を充電するために、泥のように、ただ只管眠ります。
とりあえずこのブログのテーマに沿った、私の大好きな歌をオマケしておきます。
みなさまおやすみなさい。
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