そもそも問題の無い組織なんてあり得ないのだから、問題意識と改善意欲があるのなら、何でも云いたいことは云っておいで・・・・。
大いに議論しよう。薪は下からしか燃えないもんね。
そう職員の皆さんには伝えてきた。
経営参画意識に目覚めさせた方が、優れた人材を養成する近道なのだ。
しかし、上級管理者は逆に云いたいことが云えないことが多いものだ。
それは、私にも云いたいことは山ほどある。
しかし、グッと呑み込んできたことが一杯あるのだ。
それを云うと組織が成り立たなくなるから、男は誰もがグッと呑み込んでいるものだ。
何度も胃を潰瘍でズタズタにしながらも、グッと堪えてきたサラリーマン人生も終盤。
65歳と定められた役員定年までには、まだしばらくはあるものの・・・・、
と思ってきたが。
とうに旬は過ぎているし、「そろそろ潮時かなあ・・・。」とも思わされている。
終るときはすべからく感謝で終らなければいかん。
しかし、後のことも心配ではある。
何せ40年以上お世話になってきた職場であるからして、自分の家のようなものなのだからね。
深い海の底に沈んでいる貝のように深い想いがあるのだ。
あんなに春を謳歌していたツツジも、見事に散ってしまった。
「散り際の美学」なんてものが仕事人にもありやなしや・・・・。
さてどう散るべきか・・・・。
分水嶺に立っている私。