3月に降る雪を、「忘れ雪」という。
もう55年も前に母に教わった、美しい日本語である。
「三寒四温」という言葉もまた好きな日本語。
一度にという訳にはいかず、徐々に季節は巡っていくのである。
しかし、この季節はどうしても待ち焦がれた春の訪れを発見したくて、いつもウズウズしてしまう。
それは例えば道端のタンポポであったり、虫の羽音であったり
時として、猫の夜泣きだったりもする。
北国に暮らす人でもあるまいに、待ち焦がれた春とは、如何にも大袈裟だというむきもあろうが、齢を重ねると、寒い冬はいやじゃ、いやじゃ・・・。
やっぱし、万物が生命の息吹を謳歌する春がいいのじゃ。
そしてこの時期になると、いつも待ちかねたように、春はそこまで来ているという演奏が聴きたくなってしまう。
邦題は「春がいっぱい」というもの
毎年、このブログでご紹介してきた曲でもある。
もう50年以上も前のシャドウズというエレキバンドのオリジナルなのだが、
なぜかこの曲が大好きなのである。
後1ヶ月もすれば、街中に桜が咲乱れる春が、もうそこまで来ているのだ。
そんなブログをしたためたら、何故か今夜はやけに冷えますね・・・・。