奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2150)

2022-07-13 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「これからの住まい~ハウジングスモールネスの時代へ(川崎直宏著・岩波新書2022刊)」を読んだ。川崎直宏(かわさきなおひろ1953生まれ)氏は、京大大学院(工学研究科)修士課程修了。1979市浦ハウジング&プランニング入社、2016同社長。住宅政策/自治体の住宅計画の策定に携わる。工学博士(京大)/技術士/日大講師。--------

この本「これからの住まい」の目次は次の通り。“序章/これからの住まいに求めるもの”、“戦後住宅史の流れを辿る”、“官から民へ/市場重視政策”、“作るから使うへ/ストック重視政策”、“所有から利用へ/賃貸住宅政策”、“住まいから暮らしへ/セーフティネット政策”、“在宅から地域へ/居住福祉政策”、“ハウジングスモールネスという思想”---------

この本「これからの住まい」の内容紹介文は次の通り。低成長/少子高齢化/単身世帯の増加/人生100年時代。現在の住宅政策は社会の変化に十分に追いつけていないのではないか。戦後直後から今日まで/特に平成期の住宅事情と政策の変遷を読み解き/それが人口減少社会で様々な歪(ひず)みを生じている現状を指摘。先進事例を紹介し/新しい時代に即した住まいの在り方を展望する。---------

川崎直宏氏は、社会生活で必須な“衣食住のうちの住”に関わる産業人口が日本では総人口の10%だと書いておられる。即ち1200万人に上る産業従事者とその家族の生活に“住の行方“は掛かっていると云うのである。そしてこの本「これからの住まい」では、これまでを総浚(さら)えした後/これからを予測している。そして横文字/ハウジングスモールネスを持ちだして煙に巻いている。要するに川崎直宏氏にもこの先は分からないと放り出しているのではと思った。大枠的には人口減少で住宅戸数は余っているので住の不足はなく、贅沢を言わなければ日本では住には困らない時代が来る/既に来ていると云うのだ。

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