北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「大人の食物アレルギー(福冨友馬著・集英社新書2022刊)」を読んだ。福冨友馬(ふくとみゆうま1979生まれ)氏は、2004広島大学(医学部)卒、医学博士。沖縄県立北部病院/2006国立病院機構相模原病院(アレルギー科)/2009同臨床研究センター/2012同臨床研究推進部(アレルゲン研究室)室長。--------
この本「大人の食物アレルギー」の目次は次の通り。“耳慣れない成人食物アレルギー”、“アレルギー疾患が次々と発症する/アレルギーマーチ”、“成人食物アレルギーの原因物質は何か”、“食物アレルギーはどのようなメカニズムで発症するのか”、“よく現れる症状とは”、“検査診断はどのような流れで行うか”、“一人一人異なる/適した治療対処法とは”、“慢性的なアレルギー症状で困っている人へ”、“加工食品のアレルギー表示ルールを理解する”--------
この本「大人の食物アレルギー」の内容紹介文は次の通り。
成人の10人に1人に症状あり。花粉症である/肉親がアレルギー体質である/子どもの頃にアレルギーがあった/食生活が乱れOR偏っている/過度の綺麗好きである/最近日光を浴びていない/調理業や食品加工業など食物を扱う仕事をしている/料理などで食材に触れると手が痒くなる/一つでも当て嵌まる場合は/成人食物アレルギーの発症リスクあり。本書は/メカニズムから最新治療法に至るまで/成人食物アレルギー研究/治療の第一人者が解説した一般書である。自身の発症可能性だけでなく/症状に悩む人への対応やアナフィラキシーショックを起こした場合の対処など正しく知るための必読書。--------
福冨友馬氏は、アレルギー疾患の治療/研究に長年携わって来られた数少ない医師のお一人のようだ。通常は子どもの病気であるように世間では考えられているが、大人も例外ではなく/重篤になる例も多いと警告を発しておられる。アレルギー体質が治っていない大人の場合/食生活の乱れから再発するとも書いておられる。未だ未だ難病のようであり、治療法/予防法の進展を願うばかりだ。