奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2138)

2022-07-01 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「それからの大阪(スズキナオ著・集英社新書2022刊)」を読んだ。スズキナオ(鈴木なお1979生れ)氏は、東京での自身の務めを辞め/2014奥様の実家のある大阪に移り住んだ。現在はネットに散歩コラムを執筆中/フリーライターである。著書に、“深夜高速バスに100回ぐらい乗って分かったこと”、“遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃない方を選ぶ”、“関西酒場のろのろ日記”、“酒ともやしと横になる私”、“椅子さえあればどこでも酒場/チェアリング入門”がある。--------

この本「それからの大阪」の目次は次の通り。“天満辺りから歩き始める”、“万博開催予定地の夢洲を眺める”、“石切さんは西の巣鴨か”、“西九条の立ち飲み”、“コロナ禍の道頓堀界隈を歩く”、“屋台も人も消えた/今宮戎神社の十日戎”、“花博記念公園の今”、“船場の昔と船場センタービル”、“四天王寺の縁日”、“ベトナムに帰れぬ日々を過ごすアーティスト”、“緊急事態宣言明けの西成をゆく/ちんどん行列”、“自分たち世代の大衆酒場を追求する”、“朝6時から365日営業し続ける銭湯/ユートピア白玉温泉”、“道頓堀を立体看板でド派手に彩る”--------

この本「それからの大阪」の内容紹介文は次の通り。大阪は“密”だからこそ魅力的だった。大阪の町はこれから変わってしまうのか/それとも変わらないのか。コロナ後の大阪を歩き人に会う。非常時を逞しく/しなやかに生きる大阪の町と人の貴重な記録。---------

スズキナオ氏は、奥様が家業を継いだので、経済的には紐(ひも)生活でも構わなさそうなご身分である。だから緩々(ゆるゆる)の目で大阪を眺めている。このような視点は、過去にも東男(あずまおとこ)が関西で生活を楽しむパターンとして見受けられた。それ程には多くなく稀有(けう)な例として、この本「それからの大阪」は成立しているのだろう。

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