奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2811)

2024-06-18 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「絲的ココロエ~気の持ちようでは治せない(絲山秋子著・日本評論社2019刊)」を読んだ。-----------

絲山秋子(いとやまあきこ1966生れ)女史は、早大(政経学部)卒/住宅設備機器メーカー(INAX)入社。2001まで営業職として働いた。2003“イッツオンリートーク”で文学界新人賞/2004“袋小路の男”で川端康成文学賞/2005“海の仙人”で芸術選奨文部科学大臣新人賞/2006“沖で待つ”で芥川賞/2016“薄情”で谷崎潤一郎賞受賞。1998双極性障害発症。----------

この本「絲的ココロエ」の目次は次の通り。“気の持ちようでは治せない”、“アドバイスや共感よりも理解を”、“医師との相性”、“祭りの後と女性性”、“生きた心地がしないこと”、“出来ない言い訳と完璧主義”、“躁状態と恥の意識”、“過労と鬱の間で”、“加齢による変化とその人らしさのこと”、“過ぎた方便/定型発達と云う問題”、“心が荒む依存の仕組み/お金について”、“心が荒む依存の仕組み/タバコについて”、“感情労働とクレーム対応”、“ハラスメントと承認欲求”、“愛だとか友情だとか”、“ひとにはキャパがある”-----------

この本「絲的ココロエ」の内容紹介文は次の通り。躁鬱病に翻弄されず/受け入れて粛々とコントロールする。此の病との理想的な付き合い方を実践する作家の極上の文章は/此の病に関わる全ての人への最高の贈り物です。双極性障害Ⅰ型発症から20年。長年此の病と/どう付き合ってきたか/服薬ゼロになった現在からみた心得を綴る貴重なエッセイ。---------

絲山秋子女史の赤裸々な実話を元にした/エッセイであり/鬱病罹患を逆手にとって/芥川賞作家に成り上がると云う/離れ業をやってのけた女傑の記でもある。

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