21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

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苦手な「物流」

2016年06月04日 15時36分50秒 | Weblog
最近の熊本の地震でも表面化したし、東日本大震災の時も問題となった。
 日本の行政官は、「物流」が苦手だ。

有り余っている支援物資が、必要とされているところに届かない。


日本の行政府が物流を苦手としているのは、「伝統」に近い。昔から、公務員は物流が苦手だ。
 太平洋戦争時に多数の餓死者が出たことは有名だし、西暦663年の「白村江の戦い」でも物流に欠点を抱えていた。


 日本の公務員が物流を苦手としていることは、1000年以上前から分かっていることだが、改善されない。


 なぜ、公務員は物流が苦手なのか?? 答えも1000年以上前から分かっている。単純である。
 トップに立つ人間が物流を重視していないためである。現場を理解せずに、理論値だけで考えるからである。


支援物資をトラックで運ぶ場合、
 直し終わっていない道路に、トラックを走らせようとすれば、渋滞するのは当然である。渋滞を原因として、補修設備が届かなくなれば、道路の修復もさらに時間がかかる。現場からみれば単純なことだが、会議室では理解できないのかもしれない。

 荷物を下ろせる人手・機材のない避難場所に、支援物資を積んだトラックがついても、物資を下ろせない。分配できない。単純なことだが、会議室からは見えないのかもしれない。




 繰り返す。
日本の行政府は、歴史的に物流が苦手だ。原因は、
政府のトップに立つ人間が、物流を現場を軽視するからである。

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