21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

GDP成長は、経済成長を意味するのか?

2016年01月07日 00時32分27秒 | Weblog
 去年100万個しか製造しなかった製品を、今年110万個生産することは、経済成長だろう。
去年の売り上げが100億円で、今年の売り上げが110億円であれば、GDP成長として経済成長を図ることができる。

 しかしもし、技術革新によって製造技術が劇的に向上し、製造コストが急落する場合はどうだろうか?
 去年100万個しか製造しなかった製品を、今年は200万個製造する。 大幅値引きで、売上は100億円から80億円に下落する。一方、製造コスの下落で利益は、10億円から20億円に拡大する。 これは「経済成長」だろうか?
 GDPの性質上、売上が減ればGDP成長は減速する。


 21世紀は、破壊的な技術革新が連続して起きている。起き続けている。 GDP成長を経済成長の基準として使用し続けることは難しいのではないだろうか?



 この項では、下記の疑問を検討しない。
1.「経済成長」とはなにか?
2.「経済成長」は必要なのか?
3.「経済成長」の目的とは?
4.「豊かさ」とはにか?
5.「幸せ」とは何か?

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