21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

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国際連合本部ビルの老朽化

2015年09月16日 23時41分38秒 | Weblog
国際連合は1945年に設立されて、その本部ビルの老朽化が大きな問題になっている。

ニューヨーク・マンハッタン島にあり、不動産価値は高い。
一方、本部ビルを立て直す土地を取得するコストも、建築コストも高くなる。

どこかの国が土地・建物・交通インフラ・治安設備等、まとめて寄付ができれば話が早いが、どこの国も土地・予算に余裕がない。

国際都市のど真ん中に土地を確保できればいいが、コストが高くつく。NYのビルを立て直す間だけにしろ、本部ビルがどこに移るか? は国家間の力関係に影響を与える。 場所の選定も簡単じゃない。

ど田舎の真ん中で、土地を確保すれば、コスト・セキュリティの問題は解決するだろうが、アクセスの問題がある。 会議出席者の短期的な宿泊施設、従業員の生活インフラ、研究者の教育施設も含め、最先端の街を丸々つくる必要がある。 各国大使館・領事館の設置場所も含めて、いろいろ複雑な問題がある。


そんなこんなで、国連本部ビルの建て替えの話が進まない。






 現在の本部ビルがあるNYから時差がちょうど12時間なこともあり、中国が建替用土地・建物を空港付で寄付したら面白いのに。
 賛成・反対の賛否両論が世界中から上がってきて、しばらくは国際ニュースが面白くなりそう。

 経済成長を再加速させるために、公共投資プロジェクトが欲しい中国。 先進国に比べ、安い労働力があり、建設コストを抑えられる。 哀しいことに、土地の集約も先進国より早い。


って、国連本部ビルが、NYから中国に移る日が来るのかな?
いずれにせよ、夏涼しくて、冬暖かい場所がいいはず。 笑

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