21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

NTTの間違い・・・・

2008年06月21日 06時48分39秒 | Weblog
 「ワン切り、もしくは着信履歴に残っていた番号にかけ直したら、有料サービスにつながった。そして、意図して電話でもないのに、高額の通話料金を請求された」

 2000年に入ってから、そう言った問題が多発した背景を受けて、最近では9割以上の人が「ワン切り等」にかけ直さないそうです。

 これは、NTTの独善が生んだ大間違いの結果でしょう。

 有料サービスの多くが、電話事業者に一般の電話料金と一緒に通話料金を徴収してもらい、その後に配分を受けています。NTTはその時の手数料収入を目的に、利用者からのクレームがあっても、一律に料金を回収していたのでしょうが、それが電話利用全体での収益を押し下げているのです。

 「かけ直し」をしてもらえるだけで、NTTには通話料金が入ります。9割の人がかけ直さなくなったということは、それだけ利益を逃している計算になります。


 初期の段階でNTTが率先して、クレームが多かった有料サービス提供者からの請求を断り、一般の利用者の権利を守っていれば、起らなかった事態です。


 利用者軽視の姿勢を続けてきた欠点は、そのうちに他の面にも表れてくるのではないかな? たとえば、NTTドコモの契約数のシェアの下落とか?

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