21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

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震災後、熊本の文化財保護

2016年05月21日 09時47分51秒 | Weblog
 度重なる地震で熊本の文化財が被害を受けている。
何とかしないといけない。できるだけ早くきれいに直したいと思う。


それでも、震災から1ヶ月程度しかたっていない今日、「50億円以上をかけて文化財を直し始めている」と聞くと、かなり違和感がある。

 被災地って、建築作業員が余っているの? 仮設住宅は十分にあるの?
 道路、病院、上下水道、学校施設等の修復は終わったの?
 予算も余っているの?


被災者の生活よりも、文化財の修復が優先されているとしたら、私には違和感がある。

ニュースを見ていると、北朝鮮で貧しい市民を無視したまま、高額のモニュメント建設が進んでいたりする。熊本の文化財修復のニュースをみると、同じ印象を受ける。


市民の命よりも、文化財の保護が優先ですか? 私は、文化財保護よりは市民の命を優先したい。

それとも、被災地では建設作業員も予算も余っているのかな???


私も文化財の修復は大切だと思う。
だから、文化財の保護にかかる費用は、クラウドファンディングを使って広く有志から集めるべきだと思う。しっかりと使用方法を明示して、結果説明責任も果たすべきだ。
被災者の生活再建と関係のある予算からは出すべきではない。



 クラウドファンディングで有志から資金を集めて、事業者側もしっかりと説明責任を果たせば、きっと結果は変わるはずだ。
 密室で予算が決まり、効率性も考慮されないままバラ撒かれてしまえば、貴重な文化財も悪名が立ち、文化的な価値が減退してしまう。

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