21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

「マイナンバー」は必要だったのか?

2015年12月21日 09時53分51秒 | Weblog
マイナンバー以前から、国民には多くの背番号がついていた。

運転免許番号
年金番号
健康保険番号
雇用保険者番号
住民票コード
納税者番号
パスポート番号

 全住民をカバーしている番号は存在していないが、完全に新しい番号を割り振るよりも、既存の番号制度を拡大使用していく方が、費用対効果が高かったと思う。
 フタを開けてみれば、一部の国家公務員が私腹を肥やすためにデザインしたものに過ぎない。システム開発業者から現金を受け取っていたのは、露骨すぎた。 せめて、「天下り」に押さえておけばよかったのに・・・。
 郵便局の配達員から、地方公務員、企業の経理担当者にまで、多くの迷惑が掛かっている。


 「時すでに遅し」かもしれないが、マイナンバー制度は対象者を限定して段階的に導入されるべきだろう。 例えば、
1年目; 国会議員とその家族、公設秘書、選挙立候補予定者
2年目; 確定申告対象者
3年目; 各種公務員
4年目; 全給与所得者、新生児、新成人
などなど。

1年目から(対象者を限定したうえで)、フルスペックでマイナンバーを導入することで、制度上の欠陥もより明確になると思う。

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