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日本銀行と 金融引き締め

2016年02月03日 21時37分05秒 | Weblog
黒田・日本銀行総裁がマイナス金利を導入する。
一段の金融緩和を進めるためだ。
黒田総裁が金融引き締めに動くことはないだろう。
しかし、いつまで黒田総裁は権力を維持できるのだろうか?

黒田総裁の後継者が誰になるのかは、全く想像がつかない。しかし、権力の交代で旧態依然の日本銀行に戻ってしまうようなことがあれば、「いつ金融引き締めが起きてもおかしくない」状態になる。 2000年当時の日本銀行を思い出してほしい。 市場の実情を無視して金融引き締めに動く可能性は、「日本銀行」である以上、十分にある。


常識的に考えれば、インフレでもないのに金融引き締めに動くことはない。 しかし、日本銀行は「非常識」である。 黒田総裁以前の日本銀行では何でもアリだった。


権力の交代が起これば、どのタイミングで日本銀行が金融引き締めに動くとしても不思議ではない。 黒田総裁によって歪められた金融政策を「正常化する」等と主張して、デフレ状態でも金融の引き締めに動く可能性は否定できない。

日本銀行が金融引き締めに動けば、
株価が下がり、
金利が下がり、
円高が進み、
国内投資が減少し、
貿易赤字が拡大し、
失業者が増加し、
等々と、経済恐慌が起こるだろう。

しかし、「金融引締め派」の日本銀行メンバーは、「黒田総裁時代の副作用が出てきている」と主張し、金融引き締めの手綱を緩めないだろう。 *異常な円高の中で金融政策を変更しなかった白川総裁時代の日本銀行を思い出してもらえれば、想像がつくだろう。




黒田総裁が失脚することで、日本銀行が金融引き締めを始める可能性は、決して否定できない。

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