21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

アフガニスタンでの???

2006年02月18日 10時04分04秒 | Weblog
 内戦にこそなっていないものの、アフガニスタンでは「群雄割拠」が始まりタリバンの衰退以降、アヘンの生産量が劇的に増加している。もう既に「世界一のアヘン供給国」と言っていいと思う。カルザイのいる「中央政府」は国民から税金を集められず、小額の「関税収入」でやりくりしている。「関税収入」といっても多額の「アヘン貿易」から関税は取れない。先進国の支援を受けている中央政府では、アヘンの密輸入自体違法だから。まぁ、中央に対し、軍事的優位を維持している地方軍閥は無視している。日本の室町末期と同じ、いつ内戦が始まってもおかしくない展開だ。
 それもこれも、日本政府がタリバン政権崩壊後、国連から頼まれた「軍閥の武装解除」に失敗したからだ。欧州の国はアフガンで「国政選挙」を実施する事に成功したし、アメリカは経済的自立を促す為に、アフガニスタンにパイプラインを通す契約をまとめた。
 軍閥解体の序章として、地方軍人を「徴兵」として中央に集めた後、「軍事訓練」の一環の様な振りをして、職業訓練を受けさせるぐらいの芸当を、見せるべきだ。アフガンの軍人は、30年に渡る内戦で「軍人として生きる」以外の知識/能力/経験を持っていないし、農民はアヘンの代替作物を知らない。
 軍人を集めて職業訓練を施しいくつかの独立企業を作った後、それを利用して、農民に価値の高い商品作物の生産を促すべきだ。今の状態では、農民はアヘン以外の商品作物を「広い(世界)市場」で販売する事ができない。

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