前回の消費税率の引き上げ分を3%として考えている経済学者がいる。
彼らは間違っている。
確かに実質的に引き上げられたのは3%かもしれない。 (5%→ 8%)
しかし、消費者の現場で起きたことは8%の引き上げだ。
つまり、
A.実質引き上げ分 3% (5%→ 8%) のほかに、
B.主観的引き上げ分 (名目引き上げ分) 5% がある。
この「名目引き上げ分」は価格表示が、総額表示(税込表示)から税別表示に切り替えられたことによる。
つまり、消費者にとって
今まで、「398円」と表示されていたものは398円で買えたのが、
消費税率の引き上げ以降は、429円支払わないと買えなくなった。
つまり、消費者感情でみると、前回の消費税率の引き上げは8%だったのである。
前回の消費税引き上げは、消費者の購買行動に大きな影響を与えた。この購買行動の変化を「3%の引き上げに対する反応」として分析すると間違いを起こす。前回の消費税率の引き上げは8%だったのである。
次回には2%の引き上げが予定されている。
この2%は、2%だ。 前回の引き上げ分8%の4分の1でしかない。
次回の消費税率の引き上げが国民の消費行動にどのような影響を与えるのか? この分析をする場合、「経済合理的な国民」を前提としてはいけない。 人間は感情を持ち、主観的に生きる生き物である。
彼らは間違っている。
確かに実質的に引き上げられたのは3%かもしれない。 (5%→ 8%)
しかし、消費者の現場で起きたことは8%の引き上げだ。
つまり、
A.実質引き上げ分 3% (5%→ 8%) のほかに、
B.主観的引き上げ分 (名目引き上げ分) 5% がある。
この「名目引き上げ分」は価格表示が、総額表示(税込表示)から税別表示に切り替えられたことによる。
つまり、消費者にとって
今まで、「398円」と表示されていたものは398円で買えたのが、
消費税率の引き上げ以降は、429円支払わないと買えなくなった。
つまり、消費者感情でみると、前回の消費税率の引き上げは8%だったのである。
前回の消費税引き上げは、消費者の購買行動に大きな影響を与えた。この購買行動の変化を「3%の引き上げに対する反応」として分析すると間違いを起こす。前回の消費税率の引き上げは8%だったのである。
次回には2%の引き上げが予定されている。
この2%は、2%だ。 前回の引き上げ分8%の4分の1でしかない。
次回の消費税率の引き上げが国民の消費行動にどのような影響を与えるのか? この分析をする場合、「経済合理的な国民」を前提としてはいけない。 人間は感情を持ち、主観的に生きる生き物である。