21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

比例するわけじゃなくて・・・。

2011年09月11日 19時41分19秒 | Weblog
円高で輸出企業の業績が低迷している。

確率論、「比例」で経済を考えている人だと、

10%円高が進むと、10%の輸出企業が倒産する。
20%円高が進むと、20%の輸出企業が倒産する。

みたいに感がている人がいるけど、これは間違い。


ほとんどの輸出企業は、だいたい同じレベルに想定為替レートを置いている。

例えば、80円を想定為替レートにしている場合だと、

80円1銭までは、大なり小なり100%の企業が黒字を出していて、
80円ちょうどで、損益ゼロ、
79円99銭から、100%の企業で赤字が出始めることになる。

あとは、企業の資金調達能力によるけど、

累積赤字が資金調達能力を上回ったところで、企業は倒産する。


どの程度の資金を貸し出すのかは、銀行が決めるところだけど、ほとんどは企業規模によってきまる。

そして、規模の大きい企業は調達できる資金力もおおきけど、日々の事業運転資金も大きい。
規模の小さい企業は、運転資金は少なくてもよいけど、資金調達能力も低い。


ほとんどが似たようなタイミングで資金枯渇に直面して倒産し始める。

どちらかと言うと、指数関数的に、

10%円高が進むと1%の企業が倒産する。
20%円高が進むと3%の企業が倒産する。
21%円高が進むと60%の企業が倒産する。
22%円高が進むと99%の企業が倒産する。

みたいに考えた方が、実勢にあっている気がする。




公務員は不景気でも定額のボーナスを受け取るから、中央銀行や中央省庁の関係者は、「円高で海外旅行が安くなったりして、恩恵を受ける人がいる」って言ってる。

輸出企業は、円高で利益が吹っ飛んでいるから、従業員にはボーナスが出ない。(そんなことないか?・・・笑)

ボーナスが無ければ、海外旅行の資金が無いから、円高の恩恵を受けることが出来ない。

円高でブランド品が安く買える!? ブランド品の値下がり以上に、年収が減っているんだから・・・笑

円高で喜んでいるのは、公務員だけだって。

あと、バイト代を全額遊びに使える一部の学生とか?かな?

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