21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

金貨をつくらないのかな?

2009年11月28日 11時54分25秒 | Weblog
金価格の高騰を受けて、アメリカのイーグル1オンス金貨が人気みたいだね。

金貨は作って売れた分だけ造幣局の収益になるわけだし、日本銀行でも、たまに出す記念通貨だけでなく、恒常的に金貨を発売し続ければよいと思う。



そうそう、景気悪化時には「政策金利の引下げ→量的緩和政策」とくるけども、景気回復期の出口政策は「政策金利の引上げ→量的緩和の解除」であって、「量的緩和の解除→政策金利の引上げ」ではない。
 日本銀行はそこで政策を間違えたために、低金利の日本円がアメリカの住宅市場に流れ込んで、住宅バブルを引き起こす問題が起こった。

小さな池の大きなクジラ

2009年11月28日 10時49分45秒 | Weblog
ニューヨークで金の取引価格が$1200/ozに迫っている。

金本位制のときは、$20=1ozとかとかだったので、「遠い所に来た」って感じです。

過去に産出された金の地上在庫量は20万トンもないようです。

1g=3000円で計算すると、20万トン分で600兆円。

実際に市場に流通している金の時価総額はそのほんの一部でしょう。1%だとすれば6兆円です。(小さな池)


世界の投資資金が1京円(10000兆円)だとすれば、その1%(100兆円)が金投資に向かったとしても、金の市場価格を狂わせるには十分なのです。(大きなクジラ)


個人が「1万円を分散投資しよう」と考えてその1%(100円)を金投資に振り向ければ金は異常な高値をつけるのです。




1度入ったクジラは池から出たくとも、池の水が足りない(流動性が小さい)ために出られないことになります。

損失が100円に留まれば良いですが、金価格の高騰を見た個人が欲を出して投資額を増やす心配ももちろんあります。