21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

小さな池の大きなクジラ

2009年11月28日 10時49分45秒 | Weblog
ニューヨークで金の取引価格が$1200/ozに迫っている。

金本位制のときは、$20=1ozとかとかだったので、「遠い所に来た」って感じです。

過去に産出された金の地上在庫量は20万トンもないようです。

1g=3000円で計算すると、20万トン分で600兆円。

実際に市場に流通している金の時価総額はそのほんの一部でしょう。1%だとすれば6兆円です。(小さな池)


世界の投資資金が1京円(10000兆円)だとすれば、その1%(100兆円)が金投資に向かったとしても、金の市場価格を狂わせるには十分なのです。(大きなクジラ)


個人が「1万円を分散投資しよう」と考えてその1%(100円)を金投資に振り向ければ金は異常な高値をつけるのです。




1度入ったクジラは池から出たくとも、池の水が足りない(流動性が小さい)ために出られないことになります。

損失が100円に留まれば良いですが、金価格の高騰を見た個人が欲を出して投資額を増やす心配ももちろんあります。

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