試しに「ガラパゴス化現象」をwikiで調べてみると、
1. 高度なニーズにもとづいた製品・サービスの市場が日本国内に存在する。
2. 一方、諸外国では、日本国内とは異なる品質や機能要求水準の低い市場が存在する。
3. 日本国内の市場が高い要求にもとづいた独自の進化をとげている間に、諸外国では要求水準の低いレベルで事実上の標準的な仕様が決まり、拡大発展する(製品の水準が低いレベルにとどまるとしても、世界的な多数派になることでより高水準な日本市場向け製品を規格争いで圧倒しうる)。
4. 気がついたときには、日本は諸外国の動き(世界標準)から大きく取り残されている。
と書かれてある。
ガラパゴス「化」と言うと新しい現象に聞こえるが、「ガラパゴス化する日本」は何も今に始まったことではない。
日本製品の市場は昔から狭かった。
古い日本経済新聞を開いて読み返してみればいい。90年代の日本企業の経営戦略は、日本・北米・欧州の3市場から成り立っていた。昔から、今でもこの3市場であれば、日本製品の品質・価格帯は「売れる」レベルである。
「ガラパゴス化」したと言われる日本製品が売れないのは、経済成長が著しいアジア・アフリカ・南米での話である。「もともと売れなかった場所で、今でも売れてない」と言うのが「ガラパゴス化」と言われる現象の真実である。
市場規模を見れば、日本・北米・欧州の人口は10億人に満たないうえに、人口増加率も経済成長率も低迷している。それ以外のアジア・アフリカ・南米の人口は50億人を超え、高い経済成長率を維持している。どちらの市場価値が高いのかは明白だ。
高度経済成長期には「先人達の努力で、日本は戦後の混乱期から立ち直った」と言われた。「平成」に入ってからは「先人達の堕落で、日本は歴史的な景気低迷期に陥っている」と言える。
次の時代がどうなるのかは、まだこれからだ。
1. 高度なニーズにもとづいた製品・サービスの市場が日本国内に存在する。
2. 一方、諸外国では、日本国内とは異なる品質や機能要求水準の低い市場が存在する。
3. 日本国内の市場が高い要求にもとづいた独自の進化をとげている間に、諸外国では要求水準の低いレベルで事実上の標準的な仕様が決まり、拡大発展する(製品の水準が低いレベルにとどまるとしても、世界的な多数派になることでより高水準な日本市場向け製品を規格争いで圧倒しうる)。
4. 気がついたときには、日本は諸外国の動き(世界標準)から大きく取り残されている。
と書かれてある。
ガラパゴス「化」と言うと新しい現象に聞こえるが、「ガラパゴス化する日本」は何も今に始まったことではない。
日本製品の市場は昔から狭かった。
古い日本経済新聞を開いて読み返してみればいい。90年代の日本企業の経営戦略は、日本・北米・欧州の3市場から成り立っていた。昔から、今でもこの3市場であれば、日本製品の品質・価格帯は「売れる」レベルである。
「ガラパゴス化」したと言われる日本製品が売れないのは、経済成長が著しいアジア・アフリカ・南米での話である。「もともと売れなかった場所で、今でも売れてない」と言うのが「ガラパゴス化」と言われる現象の真実である。
市場規模を見れば、日本・北米・欧州の人口は10億人に満たないうえに、人口増加率も経済成長率も低迷している。それ以外のアジア・アフリカ・南米の人口は50億人を超え、高い経済成長率を維持している。どちらの市場価値が高いのかは明白だ。
高度経済成長期には「先人達の努力で、日本は戦後の混乱期から立ち直った」と言われた。「平成」に入ってからは「先人達の堕落で、日本は歴史的な景気低迷期に陥っている」と言える。
次の時代がどうなるのかは、まだこれからだ。