21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

株券と債券

2008年02月08日 11時04分41秒 | Weblog
 株と債券の性質の違いが、配当利回りと金利利回りの差に繋がっている。。。

って、債権者は経営に参加できない分、リスクが高いので金利の方が高くなる。と言う場合もあれば、株主は解散後の順序が劣後するから、配当金の方が高くなる。と言うのもあって、金利は長期に渡って固定されているが、配当金は上げ下げの自由度が高い。って言うのもある。


 とりあえず、金利払いは固定されるので、高金利(=高い公定歩合=好景気)の場合は株を使って資金集めをすることが正しい判断になる。のではないだろうか?
 逆に、低金利時代は、債券を売ることで資金集めをするべきだろう。

特に現状、大企業の場合1%近い金利で市場から資金を調達できるにもかかわらず、高い配当金を支払って、株主を引きとめようとする気がしれない。債券をドンドン発行して、集めた資金で自社株買いをして、配当金の支払いに関するコストを削減するべきだ。その方が、高い配当金を出すよりも株価を高く保っておける。

1%の利払いなら長期で固定されても問題にならないはずだし、割安に放置されている株に配当金を出すコストは無駄だ。


言ってしまえば、「自動車関連企業」とか「その他金融業」。ストップ安を配当金引き上げで止められないのなら、債券発行で集めた資金で自社株買いをするべきでしょう。



って、金を貸す側の銀行は、何もそんなこと提案したりしていないのかな?